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 オバマ米大統領の支持率が政権2期目で最高の54%を記録したことが、米CNNが4日に発表した世論調査で明らかになった。先月末の民主党全国大会後に支持率が4ポイント上昇したが、これが民主党候補のクリントン前国務長官に有利に働くかどうかは不透明だ。

 オバマ氏が54%の支持率を回復したのは、約3年半ぶり。大統領を2期務め、退任まで半年余りとなった時点での支持率を歴代大統領と比較すると、1988年のレーガン大統領(共和党)や、2000年のクリントン大統領(民主党)に匹敵する高水準となっている。特に35歳未満からの支持率は7割に達した。

 過去の例を見ると、レーガン氏は高支持率を背景に、G・H・W・ブッシュ氏にバトンタッチした。一方、クリントン大統領の後継として立候補したゴア氏は、共和党のG・W・ブッシュ氏に敗れており、必ずしもオバマ氏の支持率が今回の大統領選で民主党のクリントン前国務長官に追い風になるとは限らない。

 民主党のクリントン氏や共和党…

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