岐阜「ポケモンGO」見せると割引 うだつの上がる町並み周辺
スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の利用者が商店でお得なサービスを受けられる「ポケ割」の制度が、美濃市中心部のうだつの上がる町並みを中心としたエリアで始まっている。同ゲームのブームを誘客に結び付けようと、市観光協会が実施を呼び掛けた。 同協会の池村周二事務局長は、配信後初めての週末となった先月二十三、二十四日、観光客の多くがポケモンGOで遊びながら町並みを散策していることに気付いた。ただ、商店や飲食店に入らずに通り過ぎてしまう人が多く、「お客さんを取り込むアイデアはないか」と今回のサービスを発案した。 参加を呼び掛けたところ、賛同した商店は三十店以上に達している。サービス内容は「レベル5以上なら最中アイスを十円引き」「画面を見せてもらったら商品が三十円引き」など、各店舗が独自に決定。店舗数は徐々に増え、八月末まではサービスを続ける。 美濃市加治屋町のパン屋「Mam’s(マムズ)」では、ドリンク類を値引きするポケ割を実施中。家族連れらが利用し、店長の河合あゆみさん(46)は「テークアウトができるので、外で休憩しながら遊ぶこともできますよ」とPRする。 同協会は、危険な「ながらスマホ」をしないよう注意を呼び掛けるチラシも配っている。池村事務局長は「地域ぐるみでの取り組みは珍しいのでは。ポケモンをきっかけに、町の良いところに気付いてほしい」と話した。 (大野雄一郎) PR情報
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