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高校に落雷 生徒が心肺停止

08月04日 19時08分

4日午後、埼玉県川越市の高校で落雷があり、グラウンドにいた高校1年の男子生徒が心肺停止の状態となっています。

4日午後4時ごろ、川越市南大塚にある県立川越南高校のグラウンドに落雷がありました。
警察や県によりますと、落雷のあと野球の練習試合で訪れていた別の県立高校の1年で16歳の男子生徒が病院に運ばれましたが心肺停止の状態となっています。
警察によりますと、このグラウンドでは午後1時過ぎから野球の練習試合が行われ、男子生徒が1塁の守備についていたところ落雷があったということです。
当時グラウンドには40人ほどがいたということで、現場で状況を目撃した人は警察に対し「突然ドカンという大きな音がした。皆が伏せたあと立ち上がったが、一人だけ立ち上がらない人がいた」と話しているということです。
熊谷地方気象台によりますと、当時川越市には雷注意報が出され、午後4時ごろには積乱雲を伴った雨雲が急速に発達していましたが、警察によりますと、当時このグラウンドでは雨は降っていなかったということです。
警察は当時の状況を詳しく調べています。
県立川越南高校の飯田敦校長は「大気不安定の報道などを見て天候を気にかけていたが、きょうはずっと天気がよく雷の予兆はまったくなかった。日頃の練習では、監督らが雲の動きや雷の音などを確認し中止して避難するよう対策していた。今後は練習や試合を中止する基準を見直したい」と話していました。

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