ヒトラー最期の12日間を見た!最近続編ができたとかで話題になってたし、これは見て損はないゾ!というわけで、久々に戦争のネタを書いてみよう!
これまでヒトラーに関する本は何冊か読んでたし、ヒトラーといえばかなり恐ろしい、たぶん歴史上最もヤバい人物だというイメージがありました。ところが冒頭のシーンで、秘書候補の女性をやさしくエスコートするヒトラーが出てきて、いきなり拍子抜けした。ヒトラーはドイツ人の女性には優しいんだ。
でもそれは自分の秘書だから特別に優しいってだけだったと思います…
ヒトラーは、優秀な人種だけ生きてればいいという考えを持ってました。優秀でない人間はたとえドイツ人でも必要ないと、無情にも切り捨てます。
映画では、ソ連軍がベルリンに侵攻してきて、ナチスは迎え撃とうとしますが、これがもうとにかく悲惨…
ヒトラーは、ベルリン市民のことは無視します。「弱い国民などいらん!」とか言って、ベルリン市内で市街戦を繰り広げ、多くの市民が犠牲になりますが、ナチスのSSが、家などに隠れてた市民を引きずり出して処刑するという、理不尽なことをやります。SSはナチス親衛隊で、ナチスの中でも凶暴な連中が多く、恐ろしい。
味方に殺されるというのがかなりやるせない…無抵抗の市民は、問答無用で、なすすべもなく虐殺されるという…
あと、自決を強制されるのもキツい。
ホント、戦争映画を見て毎回思うのは、戦争だけは絶対やらないほうがいいってことです。
70年ほど前にこんなことが実際にあったのかと思うと、ゾッとします。ヒトラーはドイツの中に、「ナチスドイツ」という新しい国を作ったけど、まるで中世のおとぎ話かと思います。でもたった70年前の話なんだから、不思議というかなんというか…
ヒトラーが、映画の中で何回も怒るシーンがあるんだけど…
この怒るヒトラーの演技がメチャ面白いっていう(*_*;
ネットではネタにもされてた。これもう大爆笑!
そんなこんなで、ヒトラーはだんだん追い詰められます。
断固としてベルリンから撤退しないヒトラーに、ナチスの中でも不満に思う党員が出てきます。そして逃亡したりソ連軍に降伏する党員が大勢出てきて、ヒトラーはどんどん孤立していきます。
ヒトラーの一番の忠臣だった「ヒムラー」も、イギリスに逃げてしまいますが、これは確かにショックだニャ~(-_-;;)
どうでもいいけど、ヒトラーとヒムラー、名前が似てて紛らわしい…
他にも信頼してた部下には逃げられて、だんだんとヒトラーがしょぼくれて、白髪の老人みたいになってきます。おまけに顔まで白くなってくという…
ヒトラーの死後、遺体は焼かれ、完全にヒトラーかどうか分からないようにします。
その後のナチスはまた悲惨で、党員は自決していきます。
第二次大戦中、日本とドイツは同盟を組んでたので、考え方も似てたのかも…
「自分たちの崇拝してた存在が居なくなったなら、もう戦う理由もないし、敵に捕まるぐらいなら自決しよう」っていうのがかなり暗いですニャ~…
ヒトラーの親類の子供たちが、毒薬を飲まされるシーンが見ててツライ(-_-;;)
一番年上の子供は、それが毒薬だって気づいて飲むのを拒否するけど、無理やり飲まされて、息絶えます。
そうしてナチスドイツは崩壊しますが、ニャンとも暗い気分にさせられる映画でした。
戦争映画は大体暗いけど…
戦争は映画の世界だけにしてほしいと思いました。
ニャンジャ。