東京五輪 追加種目決定 森会長「理解していただいた」
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2020年東京オリンピックの追加種目の決定について、東京大会組織委員会の森喜朗会長は「最上のパッケージを理解していただいた」と話しました。
組織委員会の森会長は、提案した5競技18種目すべてが全会一致で認められたことを受け、IOC総会が開かれているコンベンションセンター内の記者会見場で会見しました。
森会長は「提案した種目が実施されることが決まり、喜ばしく思うし、興奮している。IOC委員には提案した最上のパッケージを理解していただいたと思う」と話しました。
そのうえで採決の前の審議で、IOC委員から野球について「大リーグのトップ選手の参加が保証されているのか」との質問が相次いだことについて、「正式に決まったことで、組織委員会も本格的に野球関係者に働きかけるステージにきた。大リーグのコミッショナーやプロ野球のコミッショナーと相談して進めていきたい。最高のアスリートが野球に参加できるように一生懸命働きかけていきたい」と話し、大リーグ側との直接交渉も視野に、トップ選手の参加を呼びかける意向を明らかにしました。
また、野球・ソフトボールの東日本大震災の被災地での開催について、「ゲームプランをこれから考えないといけないので、地方開催については慎重に対応したい。今後も関係者との話し合いを進めていきたい」と、引き続き検討する考えを示しました。
森会長は「提案した種目が実施されることが決まり、喜ばしく思うし、興奮している。IOC委員には提案した最上のパッケージを理解していただいたと思う」と話しました。
そのうえで採決の前の審議で、IOC委員から野球について「大リーグのトップ選手の参加が保証されているのか」との質問が相次いだことについて、「正式に決まったことで、組織委員会も本格的に野球関係者に働きかけるステージにきた。大リーグのコミッショナーやプロ野球のコミッショナーと相談して進めていきたい。最高のアスリートが野球に参加できるように一生懸命働きかけていきたい」と話し、大リーグ側との直接交渉も視野に、トップ選手の参加を呼びかける意向を明らかにしました。
また、野球・ソフトボールの東日本大震災の被災地での開催について、「ゲームプランをこれから考えないといけないので、地方開催については慎重に対応したい。今後も関係者との話し合いを進めていきたい」と、引き続き検討する考えを示しました。
JOC会長 成功させることが競技発展につながる
IOC委員として総会に出席した、JOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は、「日本の提案がそのまま通ってうれしい。ほとんどの競技にとってオリンピックは初めてなので、オリンピックというものを理解してもらったうえで成功させることが競技の発展につながる」と話しました。そのうえで、「2024年以降のオリンピックでの採用については新たに議論されるが、東京オリンピックですばらしいスポーツとして認められれば、存続する可能性が出てくるので各競技団体の努力が必要だ」と話しました。また、野球における大リーグの選手の参加について、「まだ4年あるので、日本の野球関係者が大リーグ選手が出られるよう努力してくれると思う」と話していました。
鈴木スポーツ庁長官 「気が引き締まる思い」
スポーツ庁の鈴木大地長官は、5競技18種目が追加種目に正式に決まったことについて、「日本が提案した5つの競技が全会一致で決まったことを大変うれしく思います。これからスムーズに競技が行われるように準備するほか、選手の強化もしっかりしなくてはならないので、気が引き締まる思いです」と話しました。
また3大会ぶりの復帰となった野球・ソフトボールについては「日本のこれまでの実績から言って、得意種目だと思うので観客の動員も含めて期待したい」と話しました。
このほか、初めて採用される空手、サーフィン、スケートボード、それにスポーツクライミングの4つの競技については、「初めてということで全世界が注目している。混乱を起こさないようにしっかりと準備していきたい」と話していました。
また3大会ぶりの復帰となった野球・ソフトボールについては「日本のこれまでの実績から言って、得意種目だと思うので観客の動員も含めて期待したい」と話しました。
このほか、初めて採用される空手、サーフィン、スケートボード、それにスポーツクライミングの4つの競技については、「初めてということで全世界が注目している。混乱を起こさないようにしっかりと準備していきたい」と話していました。
室伏氏 スポーツ界が盛り上がっていけばいい
プレゼンテーションに出席した東京大会組織委員会の室伏広治スポーツディレクターは、「世界の若者に影響を与えるようなスポーツが採択されてよかった。オリンピックにとっても新しいチャレンジで、このところいいニュースがないなかで世界に向けていいニュースを発信できたと思うととてもよい日になった」と話しました。
そのうえで、「日本では野球とソフトがまたオリンピックで見られることになるし、スポーツクライミングでも強い選手がいる。スケートボードは道ばたで遊んでいる子がもしかしたら金メダルを取れるんじゃないかと思って頑張るかもしれない。こうしたポジティブなニュースが届けられてよかったし、スポーツ界が盛り上がっていけばいいなと思う」と期待を寄せていました。
そのうえで、「日本では野球とソフトがまたオリンピックで見られることになるし、スポーツクライミングでも強い選手がいる。スケートボードは道ばたで遊んでいる子がもしかしたら金メダルを取れるんじゃないかと思って頑張るかもしれない。こうしたポジティブなニュースが届けられてよかったし、スポーツ界が盛り上がっていけばいいなと思う」と期待を寄せていました。