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 大分県別府市で参院選の公示(6月22日)前、労組などが入る建物の敷地に県警別府署の捜査員がビデオカメラ2台を隠して設置した問題で、カメラの設置場所を署の幹部が了承していたことが、県警への取材で分かった。

 カメラが置かれていたのは、連合大分東部地域協議会などが入る建物の敷地。県警によると、6月18日夜に捜査員2人が取り付けた。設置場所と台数は、署の刑事部門を統括する警視の刑事官も了承。録画そのものについては署長が許可したという。

 捜査員は「公有地と勘違いした」と説明しており、署幹部も間違いに気づかないまま設置を認めていた可能性がある。敷地は労組側が管理しており、県警は建造物侵入罪に当たる可能性もあるとみて調べている。

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