二階堂勇、ワシントン=佐藤武嗣
2016年8月4日21時43分
稲田朋美・新防衛相が4日、報道各社の共同インタビューに応じた。歴史認識をめぐる過去の言動に質問が集中。稲田氏は先の大戦について侵略戦争か否か問われると、「個人の歴史認識をお答えする立場にない」と述べるなど、閣僚としてまずは持論を「封印」した形となった。
「政府の見解は総理、官房長官に聞いていただきたい。私は昨年総理が出された談話が政府の見解だと思う」。稲田氏は日中戦争から第2次世界大戦に至る戦争について、「侵略戦争か、自衛のための戦争か、アジア解放のための戦争か」と問われると、こう答えた。
稲田氏は2006年9月号の雑誌「WiLL」の討論会で、「単に『侵略』というのではなくて、改めて振り返る必要はあります」と述べるなど、侵略戦争との認識に疑問を呈していた。
昨年8月、安倍晋三首相は「戦…
残り:700文字/全文:1035文字
有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。
お得なシンプルコース980円が登場しました。詳しい内容はこちら
新着ニュース
おすすめ
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ
(PR)くらべてお得!