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仮設団地に高校生が街路灯設置

08月02日 19時36分

仮設団地に高校生が街路灯設置

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長期間にわたって仮設住宅で暮らす人たちを元気づけようと、兵庫県の高校生たちが製作を進めていた風力発電の街灯が完成し、2日、石巻市の仮設団地で設置作業が行われました。
街灯を製作したのは、兵庫県立洲本実業高校の電気科の3年生4人です。
生徒たちは、ボランティアで被災地を訪れた際、仮設住宅の周囲が夜間、暗くなることを知り、およそ1か月かけて、風力発電を使った街灯の製作を続けてきました。
2日は、石巻市大橋地区の仮設団地を訪れ、ランプを取り付けて最後の調整にあたりました。
街灯は、高さ1メートル50センチで、上部に取り付けたセンサーによって、暗くなると自動で点灯する仕組みです。
生徒たちは、街灯に手を当てて、明かりが実際に点灯するか確認していました。
製作した宮尾実里さんは「阪神大震災の時に、宮城の方々に支援してもらったと聞いていたので、恩返しだと思い製作しました。集会所の目印として使ってもらいたいです」と話していました。
また仮設団地の自治会長の山崎信哉さんは「わざわざつくってもらいありがたいです。今夜、点灯するのが楽しみです」と話していました。
石巻市によりますと、街灯はこのほか2か所に贈られ、仮設住宅が解消される平成30年まで活用されるということです。

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