ここから本文です

<女子高生刺傷>逃走の男は30~50代の小太り

河北新報 8月4日(木)13時40分配信

 4日午前7時35分ごろ、JR仙台駅の在来線ホームで、宮城県立高3年の女子生徒(18)=仙台市宮城野区=が「何者かに刺された」と県警鉄道警察隊に通報した。女子生徒は鋭利な物で刺され、背中に軽いけが。容疑者の男は逃走し、仙台中央署が傷害事件として行方を追っている。

【相模原殺傷】植松容疑者 通報恐れ逃走か

 同署によると、男は30~50代とみられ、小太り。髪は長くぼさぼさで口ひげをはやしていた。青と灰色の半袖シャツ、灰色のハーフパンツを身に着け、サンダルを履き、黒の手提げバッグを持っていた。

 女子生徒は通学のため、6番線ホームで上り列車を待っていた。男が前を通り過ぎた直後、通行人から「血が出ている」と言われ、被害に気付いた。男はそのまま立ち去ったという。

 女子生徒は仙台市内の病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条はない。傷の大きさは1~2ミリほどで、深さは不明。「背中を殴られたような気がしたと思ったら、アイスピックのようなもので刺された」と話しているという。

 ホームは当時、通勤通学客らで混雑しており、近くの売店にいた60代の女性店員は「事件に気付かなかった」と話した。仙台駅を利用している県立高2年の女子生徒(16)=青葉区=は「怖いし、信じられない。若い女性を狙うのは卑劣だ。仙台七夕まつりでこれから、観光客が大勢訪れるので警備を強化してほしい」と語った。

最終更新:8月4日(木)15時26分

河北新報