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スウェーデンの社会システム、移民の場合【ニルスの摩訶不思議な旅】

| August 1, 2016 | 0 Comments

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©Simon Paulin/imagebank.sweden.se

写真は、毎年6月のスウェーデンのナショナルデーに、スウェーデン国籍を取った移民が市庁舎に集う式典の模様です。スウェーデンは移民の受け入れに寛容ですが、問題も増えています。シリア難民に永住許可を与えると発表してから、スウェーデンに入国しようとする難民が増えています。当初は歓迎ムードだったのですが、最近はあまりに増えすぎていろいろ支障も起きています。

スウェーデンは人口が少ないため、移民を受け入れることで労働力を高めようとしており、居住権を持つ移民にも無料で教育をうけられる権利を与え、就業の支援もしています。しかしながら移民が就労するのは難しい状況です。ストックホルム郊外には移民の方がスウェーデン人よりも多い地域もあり、場所によっては治安が悪いと言われています。特にスウェーデン社会に溶け込もうとせずに、自国の文化を押し通そうとする移民との間には、軋轢が生じることもあります。

それに加えて、東ヨーロッパからくる物乞いも増え、スーパーマーケットの入り口や地下鉄の中で物乞いをしている人々をよく見かけます。物乞いの人々は移民ではないため、スウェーデン社会の恩恵を受けることはできず、といって追い払うこともできず、その数は年々増えているように感じます。

さて、ニルスの摩訶不思議な旅で執筆した「移民の場合」は2002年に書いたものですので、現在とは事情が異なっていることもありますが、それでもあえてこちらにご紹介させていただきます。スウェーデン語学校のシステムは多少変わっていますが、全体的な事情はそう大きく変わっていません。移民として、スウェーデン語を無料できちんと学ばせてもらえたことは本当に有難いことです。日本人は移民というより、自分の意思でスウェーデンを目指してきたわけですから、自国のやむおえない事情でやってくる移民難民とは全く状況が異なります。いつでも自国に帰れる日本人は、移民としてもかなり恵まれた境遇と言えるでしょう。

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