出光と昭和シェル トップ会談 創業家の説得など対応協議
石油元売り大手、出光興産の創業家が出光と昭和シェル石油との経営統合を阻もうとする措置を取ったことについて、両社の経営トップが4日に会談し、今の統合計画を変更せずに出光側が創業家を説得していくことなど、今後の対応策を話し合いました。
来年4月を目指している出光興産と昭和シェル石油の経営統合を巡っては、出光の創業家が3日、両社の計画どおりに統合できないようにするため昭和シェル石油の株式の一部を取得したことを明らかにしました。
このため、出光興産の月岡隆社長は4日昼前、東京・港区の昭和シェル石油の本社を訪れ、亀岡剛社長と会談しました。両社の今の計画では、出光が昭和シェル石油の株式の33.2%を市場を通さず直接取得することになっていますが、創業家側は株式の一部を取得することで、より時間や費用がかさむTOB=株式の公開買い付けを法律上、行わざるをえない状況にするねらいだとしています。
両社の経営トップは会談で、TOBは行わず、今の計画を変更せずに経営統合を目指すこと、出光側が創業家を説得していくことなど、今後の対応策を話し合いました。ただ、創業家の代理人の弁護士は3日の記者会見で「反対の姿勢は変えない」と述べており、経営統合を巡る手続きは不透明な情勢となっています。
このため、出光興産の月岡隆社長は4日昼前、東京・港区の昭和シェル石油の本社を訪れ、亀岡剛社長と会談しました。両社の今の計画では、出光が昭和シェル石油の株式の33.2%を市場を通さず直接取得することになっていますが、創業家側は株式の一部を取得することで、より時間や費用がかさむTOB=株式の公開買い付けを法律上、行わざるをえない状況にするねらいだとしています。
両社の経営トップは会談で、TOBは行わず、今の計画を変更せずに経営統合を目指すこと、出光側が創業家を説得していくことなど、今後の対応策を話し合いました。ただ、創業家の代理人の弁護士は3日の記者会見で「反対の姿勢は変えない」と述べており、経営統合を巡る手続きは不透明な情勢となっています。