石川競歩日本代表 リオで支える 小松の教諭 小坂さんコーチに
五日に開幕するリオデジャネイロ五輪で、小松市金平町の小松特別支援学校教諭、小坂忠広さん(56)=加賀市=が、競歩の日本代表コーチとして選ばれた。「支える立場で、選手を最高のコンディションでレースに臨ませたい」と意気込む。 小坂さんは、和歌山県出身。地元の日高高校、順天堂大で主に長距離種目に取り組み、スポーツ用品会社「デサント」に入社してから本格的に競歩を始めた。一九八八年のソウル五輪から三大会連続で五輪に出場し、引退後は石川県内で駅伝や競歩の指導に努めてきた。 代表コーチとして五輪に参加するのはアテネ、ロンドンに続いて三回目。現地時間で十二、十九の両日にあるレースに向け、技術的な最終確認や選手たちの給水サポートを担当する。 特に男子50キロに出場する谷井孝行選手(33)=自衛隊体育学校=は、小坂さんにとって富山・高岡向陵高校二年の時から指導していた教え子。「心技体で一番充実した時期。力を出し切ればメダルも夢じゃない」と期待する。 ニューヨーク近郊での時差調整合宿に参加するため六日に成田空港を出発する。小坂さんは「選手たちには結果を考えずにやってきたことを出し切ってほしい」と願う。 (谷大平) PR情報
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