世耕経産相 「新卒一括採用」見直しを促す考え
世耕経済産業大臣は4日のNHKなどのインタビューで、大手企業の間で定着している「新卒一括採用」は、企業や学生にとって負担になっているとして、見直しを促していきたいという考えを示しました。
このなかで、世耕大臣は、卒業予定の学生を特定の時期にまとめて採用する「新卒一括採用」について、「実施する企業は多いが、かなりの比率で新入社員が辞めている。採用される学生も採用する企業も、このやり方は負担だと思っている」と述べました。そのうえで「採用の在り方を見直すことは、働き方改革にもつながる。今の慣行は、働く人にとっても企業にとっても感覚が合わない状況だ」と述べ、企業などに、新卒一括採用の見直しを促していきたいという考えを示しました。
また、世耕大臣は企業の賃上げについて「3年連続で賃上げが実現したが、もっとやれる。利益を従業員に分配するという考えをもっと持ってほしい」と述べたうえで、中小企業が賃上げに取り組めるよう、大手企業に対し下請け企業との取り引き価格を引き上げるよう働きかけを強化していく考えを示しました。
また、世耕大臣は企業の賃上げについて「3年連続で賃上げが実現したが、もっとやれる。利益を従業員に分配するという考えをもっと持ってほしい」と述べたうえで、中小企業が賃上げに取り組めるよう、大手企業に対し下請け企業との取り引き価格を引き上げるよう働きかけを強化していく考えを示しました。