泉賢司
2016年8月4日15時46分
4日午前10時5分ごろ、北海道函館市松陰町の路上を「シカが歩いている」と、住民から函館中央署に通報があった。シカは学校や住宅などが立ち並ぶ市街地を逃げ回り、約2時間後に高校のサッカーゴールに飛び込んだところを捕獲された。けが人はなかった。
同署によると、シカはオスで体長約1・5メートル、4歳ほどとみられる。市内の遺愛女子中学・高校の東側付近で最初に発見され、途中で乗用車にぶつかるなどしながら市電通りを横断し、北海道函館工業高校のグラウンドに逃げ込んだ。
同署員や猟友会員ら約50人が出動。グラウンドでは大きなネットを張るなどして追い込んだところ、最後は自分でネットに飛び込んだという。捕獲されたシカは、市街地から北に離れた東山付近に放された。
猟友会員は「こんな街中にシカが出たのは初めて」と驚いていた。(泉賢司)
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朝日新聞社会部
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