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PwC Japanグループは8月1日、「フィンテック&イノベーション室」を設置したと発表した。フィンテック企業と金融機関との連携を含めた、戦略策定、ビジネスモデル構築から実装までのコンサルティングサービスを提供する。
両者の提携・合併をサポートするアドバイザリサービス、提携・合併する上での課題であるITセキュリティや規制対応、業務プロセスの統合のサポートや各種保証業務を含めたアシュアランスサービス、ならびに税務・法務面での支援を、ワンストップで提供するという。当初の人員は国内約40人、今後3年間で4倍の増員を計画している。
PwCが実施した調査「グローバルフィンテックレポート」によると、今後5年間で最も破壊的イノベーションが進む金融サービスセクターとして、「個人向け銀行業」と「資金振替・決済サービス」が挙げられており、その他のあらゆる金融サービス分野においてもイノベーションが大きな影響を与えると予測されている。また、同調査によると、金融機関は自社のビジネスの約4分の1がフィンテックの脅威にさらされると考えているという。
こうした状況に対し、フィンテック&イノベーション室では、ブロックチェーンに代表されるテクノロジを活用し、ビジネスモデルの変革を目指す金融機関、およびフィンテックをビジネスチャンスととらえる企業に対し、戦略立案から実行および保証業務を含めた各課題への対応のサポートまで幅広く支援を行っていくとしている。
室長に就任した2人は、以下のように語っている。
「バリューチェーンの大変革が進む中、金融機関はフィンテックを適切に理解し、取り込み、自社のビジネスモデルを再構築していくことが不可欠」(PwCコンサルティング合同会社 パートナー 田中玲氏)
「フィンテック企業と既存金融機関が提携・合併する上で、ITセキュリティや規制、業務プロセスの違いなどが課題であり、PwCの知見を結集し、適切な対応をサポートしていきたい」(PwCあらた有限責任監査法人 パートナー 鈴木智佳子氏)
フィンテック&イノベーション室のサービスの特徴は以下の通り。
ユーザー部門が複雑なデータ加工・準備を1クリックで実行。IT部門がデータガバナンスを提供。分析結果は全社で見える化。BIソリューションの理想が、ここにあります。
多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?
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