ジカ熱のワクチン開発で臨床試験開始 米研究所
感染の拡大が続くジカ熱について、アメリカのNIH=国立衛生研究所は、ワクチンの開発に向けて人に投与する臨床試験を始めたと発表しました。
蚊が媒介する感染症、ジカ熱は、妊娠中の女性が感染すると頭部が先天的に小さい小頭症の赤ちゃんが生まれるおそれが指摘されていて、中南米を中心に感染が拡大し、アメリカでも南部フロリダ州で15人が蚊から感染したとみられています。
こうしたなかアメリカ国立衛生研究所の研究機関の1つ、アレルギー感染症研究所は3日、ジカ熱の感染を防ぐワクチンの開発に向けて、人に投与する臨床試験を始めたと発表しました。
臨床試験では人工的に作ったウイルスの遺伝子の一部を使った「DNAワクチン」と呼ばれる新しいタイプのワクチンを、18歳から35歳の健康な80人に投与して安全性を確かめる計画です。
アメリカでは民間の会社も臨床試験を始めるなど、国を挙げたワクチン開発が進められており、研究所は来年初めには有効性を確かめる次の段階に進みたいとしています。
研究所のアンソニー・ファウチ所長は「妊娠の可能性がある女性を守るのが最終目標だ。一般に接種できるようになるにはまだ時間がかかるが、重要な一歩を踏み出した」と話しています。
こうしたなかアメリカ国立衛生研究所の研究機関の1つ、アレルギー感染症研究所は3日、ジカ熱の感染を防ぐワクチンの開発に向けて、人に投与する臨床試験を始めたと発表しました。
臨床試験では人工的に作ったウイルスの遺伝子の一部を使った「DNAワクチン」と呼ばれる新しいタイプのワクチンを、18歳から35歳の健康な80人に投与して安全性を確かめる計画です。
アメリカでは民間の会社も臨床試験を始めるなど、国を挙げたワクチン開発が進められており、研究所は来年初めには有効性を確かめる次の段階に進みたいとしています。
研究所のアンソニー・ファウチ所長は「妊娠の可能性がある女性を守るのが最終目標だ。一般に接種できるようになるにはまだ時間がかかるが、重要な一歩を踏み出した」と話しています。