ソウル=牧野愛博
2016年8月3日22時48分
北朝鮮は3日午前7時50分ごろ、朝鮮半島西岸の黄海南道殷栗(ウンリュル)郡付近から弾道ミサイル2発を発射した。韓国軍合同参謀本部によると、1発は発射直後に爆発し、もう1発は約1千キロ飛行した。
防衛省によると、1発が朝鮮半島を横断し、午前8時5分ごろに秋田県・男鹿半島の西方約250キロの日本海上に落下した。
海上保安庁は3日、男鹿半島の西280キロの海上で、航空機から漂流物を発見したと発表した。海上自衛隊が回収作業を進めており、ミサイルの破片かどうか確認する。
落下地点は排他的経済水域(EEZ)内で、北朝鮮のミサイルが日本のEEZ内に落下したのは、1998年に日本列島を越えて三陸沖の太平洋に落ちた時以来で2回目。日本海側は初めてだという。EEZは海岸線から200カイリ(約370キロ)以内の海域に設けられ、漁業や天然資源の開発などの権利がその国に認められている。
韓国国防省は、日本の大半を射…
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朝日新聞国際報道部
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