いよいよ5日(現地時間)に開幕するリオ五輪。実は、開会式前にサッカーの予選はすでに始まっていて、日本は男子が5日10:00(日本時間)にナイジェリアと対戦します。これまではテレビが中心だった五輪放送が、今回からはネット中継にかなり力を入れており、ライブ中継が大幅増。いままでなかなか放送されなかったマイナー競技もチェックできるようになります。NHKと民放が総力を上げで編成するネット中継をアプリの使い方を中心に紹介します。
リオ五輪の開会式は、現地時間5日の19時半。日本時間は6日の7時半から放送開始されます。すでにサッカーは男女ともに予選が始まっており、グループBのサッカー日本男子は、8月5日10:00よりナイジェリアと対戦。NHKで放送されますが、ネットでも放送と同じ映像を同時中継されます。
五輪のネット中継は、NHKも民放も今回から始まったわけではなく、これまでも行なってきましたが、ライブ中継も見逃し配信も少ないものでした。今回のリオ五輪は、どちらも2000時間以上中継すると名言。見逃し配信やハイライト動画の配信も行なうということで、もはやレコーダーでテレビ中継を録画する必要がなくなりました。
しかも、テレビ中継できない競技もライブ中継されるということで、マイナー競技も楽しめることになります。ただし、テレビ放送されないほとんどの競技に関しては、ほとんど実況や解説は入らず国際映像のテロップのみのようなので、競技場にいるライブ感を味わいながらの観戦になります。
ネット中継を見るためには、NHKスポーツの特設サイト「NHKリオデジャネイロオリンピック」か民放の特設サイト「gorin.jp」にアクセスすれば見られます。また、NHKは「NHKスポーツ」アプリ、民放は「gorin.jp」アプリが用意されており、ライブ中継や見逃し配信も見られます。
▲NHKスポーツの特設サイト「NHKリオデジャネイロオリンピック」。ライブ中継中の動画へのリンクもトップページに表示される。
▲民放の特設サイト「gorin.jp」。テレビの放送予定とライプ中継へのリンクも表示。
実際にライブ放送が始まりサイトで確認しましたが、NHKも民放もちゃんと映像が見られました。ただアプリは、NHKスポーツは最初のうち見られたのですが、途中でダウン。gorin.jpも同様ダウンしてしまい、どちらも約30分後には復活しましたが、今後に不安の残るスタートとなってしまいました。
ダウンしてしまうとアプリ自体が立ち上がらないため、中継情報などもチェックできず、今後改善が望まれます。ただアプリは通知機能が用意されていて、中継が始まる直前や指定した時間に通知されたり、日本人選手がメダルを獲得したらPush通知が来たりと、ライブ中継と合わせて五輪の見かたが大きく変わりそうです。
NHKスポーツ「NHKリオデジャネイロオリンピック」
NHKスポーツのアプリは完全に五輪仕様。まず起動すると注目映像とニュースが表示されます。左上の三本線をタップするとメニューを表示。ライブ・見逃し配信やハイライト動画、放送予定、選手情報などが用意されています。▲アプリのトップページ。中継中の動画サムネイルのほかニュースも表示。
▲左上のアイコンをタップしてメニューを表示。ここから各サービスへアクセス。
ライブ・見逃し配信は、日付ごとに配信予定一覧が表示され、競技中やすでに終了していれば、タップすると映像の画面に切り替わり自由に見られます。ライブ中継中でも、下にあるバーを移動すれば巻き戻して再生可能。左端のアイコンをタップすれば、10秒巻き戻し再生もできます。リアルタイムの映像に戻すには、バーを右にスワイプします。
▲配信中の競技は、緑色で「競技中」と表示。中継中ならタップすると視聴可能だ。現状では次の試合へ中継が続くは場合は、そのままライブ中継となり、どちらも競技中と表示されている。
▲視聴は横向きのみ。左下のアイコンは10秒巻き戻しで、センターのバーを移動しても巻き戻して再生できる。バーにある白いポイントは注目点で、サッカーの場合「後半開始」や「得点」したところにつく。見返すときにとても便利だ。
▲右上の「データを表示」をタップすれば、各種情報を確認できる。右下の吹き出しマークは、音声を選択できるが、選択しても実況は流れないことも。
配信予定ごとにベルのアイコンがあり、タップすれば直前に通知が来ます。これにより見逃さずにすみます。日付ごとだけでなく、右上のアイコンをタップすると、競技別一覧に変更できるので、見たい競技がいつあるのか、配信されるかも確認できます。
▲右上のアイコンをタップすると競技別に日程を確認できる。
▲まだ対戦相手が決まっていない試合ごとに通知設定ができるが、時間通りに進むとは考えられないので、通知は余裕を持って設定したほうが良さそうだ。
すでに始まっている女子サッカーの中継を見ましたが、国際映像を使いテロップは表示されますが、実況の音声は一切ありませんでした。ただしNHKのテレビ放送と同時もあり、その場合はテレビと同じ音声が流れます。また競技によっては独自の実況も予定されています。
メニューにあるハイライト動画は、その日の競技をまとめたもの、「放送予定」はテレビ放送の予定で、日付ごとに放送時間が確認できるほか、競技ごとに調べることもできます。
▲現在はまだリオ五輪のハイライト動画はないが、毎日配信される。
「競技日程・結果」は、メダルの結果などを確認したいとき、「選手」は日本人選手だけでなく、全世界の選手を見ることができます。こらも競技別に全選手確認できます。
▲「選手」をタプすると日本人選手だけでなく、全選手の情報が見られる。
▲プロフィールは誕生日と身長と体重程度。メダルは取れば更新されるのだろう。選手に関するニュースも合わせて表示されるようだ。
▲NHKの放送予定も確認できる。日付ごとのほか、競技ごとでも見られる。
「応援メッセージ」は、ウェブサイトへ移動し、選手への応援メッセージが送れます。中継中に紹介されることもあるようです。

▲応援メッセージはフォームから入力して送れる。ツイッターにハッシュタグを付けて投稿もできる。
「設定」では、Push通知の設定ができ、デフォルトは編集部おすすめ情報と日本のメダル速報がオンになっています。
▲設定はPush通知に関するもの。メダルを獲得したら通知されるのはうれしい。
ウェブサイトも、通知機能以外アプリ版と同様の機能がありますが、画面が広いぶんだいぶ見やすくなっています。また、360度ライブ中継も実施されるので、これまでにない楽しみ方ができます。最初は、開会式になるのでお見逃しなく。
▲ウェブサイトのライブ配信。Flash Playerを使用している。機能的にはアプリ版と変わらない。
▲ウェブ版はビットレート表示が可能。通信環境などによって自動的に調整される。
▲360度ライブ動画配信はウェブのみ。最初は開会式で、その後の予定はサイトに掲載されている。
民放連合のリオ五輪「gorin.jp」
gorin.jpは、北京五輪からスタートしたサービスで、冬季も含めて今年で5回目。今回はNHKに対抗してなのか、2500時間以上のライブ中継とハイライト動画を2000本以上配信する予定。サイトとアプリで見られます。gorin.jpアプリを起動すると、上部に動画が並び、下段にテレビ放送予定を表示。左上の三本線をタップするとメニューが表示され、日付や競技ごとの日程や日本人選手の情報、ライブ中継やフォト・コラムなどが用意されています。
▲アプリのトップページ。広告も表示されるのでスマホだとちょっと画面が狭く感じてしまう。
▲左上のアイコンをタップするとメニューが表示される。現状は準備中のサービスも多い。
NHKスポーツと同様、アラーム機能があり、日程やライブ中継から見たい競技を選択して「アラームの設定」をタップすると、通知する時間を指定しセットできます。ただ、現状では日程表が日付ごとに正しく表示されないのと、ライプ中継の予定が未定のママなので、本格的に競技が始まるまでに改善してほしいところ。テレビ放送の予定はNHKを含めて表示されます。
▲日程から競技によって「アラームを設定」があり、タップすると......。
▲アラームの時間を設定できる。
▲テレビ中継のアラームも設定できる。
▲番組表形式の表示も。アラームアイコンをタップすればアラーム設定できる。NHKの放送にはないけれど......。
選手の情報は日本人選手しか表示されませんが、NHKスポーツのプロフィールよりは充実しています。公式サイトやブログ、ツイッターへのリンクが用意されているのはうれしいところです。
▲日本人の選手情報が見られる。
▲選手プロフィールはNHKスポーツより充実。ブログやツイッターなどの関連リンクや選手に関するニュースも表示。
ライブ中継は、いつでも巻き戻して再生でき、30秒巻き戻しも用意。音声が選択できるようになっていますが、女子サッカーの中継では実況放送がありませんでした。ただ、ウェブサイトでは若干仕様が異なり、英語の実況が選べちゃんと聞こえました。ライブ音だけもいいですが、英語でも実況があるとなんとなく盛り上がるものですね。
▲ライブ配信中はこんな感じで頭に表示。

▲ライブ配信は、縦でも横でも視聴可能。30秒巻き戻しや、音声選択ができる。女子サッカーの中継ではウェブサイトでは英語音声が流れていたが、アプリでは流れなかった。
設定したアラームは「アラーム設定」から管理でき、削除したり通知をオフにできます。通知時間の確認や変更できないので、時間を変更したい場合は、一度削除して再度設定する必要があります。
▲設定したアラームの確認や削除ができる。
ウェブサイトのライブ配信のほうが機能が充実していて、サッカーの試合の場合、注目点が得点だけでなく、イエローやレッドカードのシーンも付けられていて、見返すならウェブサイトのほうがいいと思います。
▲アプリ版とサイト版では搭載されている機能がまったく違い、ウェブサイトのほうが機能充実。見返すならウェブサイトがオススメ。
▲データ情報はすべて英語だが、選手情報もみられるなどかなり充実している。
以上、NHKと民放のネット中継に関するアプリの解説でした。テレビは大画面で楽しめて、それはそれで良いのですが、通勤や会社の時間だったりテレビが家族に占有されているとき、ネットでも中継が見られるのは喜ばしいことです。しかもこれまで日本ではライブ中継などされてこなかった競技も見られるので、好きな競技をライブで見たり、見逃し配信で見たりと自分の時間に合わせて楽しめます。
サッカーの予選をちょっと見ただけで筆者はワクワクしてきました。明日のサッカー予選、開会式でテンション上げて五輪ウィークを堪能しようと思います。なお、今回の記事は8月4日5:00現在の動作状況をもとに作成しています。