蓮舫氏5日出馬表明 玉木、長妻氏も意欲
民進党の蓮舫代表代行は3日、9月の党代表選に立候補する意向を固めた。5日に記者会見して出馬表明する。3日には若手から待望論のある玉木雄一郎国対副委員長や、リベラル系の長妻昭代表代行も立候補に向けた動きを重ねた。
蓮舫氏は岡田克也代表の後継との位置づけだ。3日、細野豪志元環境相と国会内で会って意見交換。自身の立候補に慎重な細野氏は会談後、記者団に「一定の接点はあった」と述べ、蓮舫氏支援に回る可能性も示した。野党共闘に距離を置く細野氏は共産党と「一定の距離が必要だ」と伝え、蓮舫氏がある程度理解を示したようだ。
玉木氏は3日、国会内で2009年当選同期の11人との会合を開き、「無投票は避けるべきだ」との認識で一致。玉木氏は国会図書館で会った前原誠司元外相にも同様の考えを伝えた。前原氏が不出馬なら、玉木氏が自身の立候補を検討する。
また長妻氏は2日に赤松広隆元農相、3日に馬淵澄夫元国土交通相や、大畠章宏元経済産業相グループの大島敦政調会長代理に支援を要請した。ただ、推薦人20人確保のめどは立っていない。
一方、旧維新の党出身者は3日、正式にグループ化を決め、江田憲司、松野頼久両氏が共同代表に就いた。党内最大規模の23人が所属し、キャスチングボートを握りたい考えだ。江田氏は「結束して(民進党は)『改革政党だ』と打ち出せる代表選にしたい」と語った。【松本晃、影山哲也】