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【社会】

移植とリハビリで相乗効果、慶大 慢性期の脊髄損傷マウス回復

 けがをしてから時間のたった脊髄損傷のマウスに神経幹細胞を移植し、リハビリを組み合わせると効果的に回復が進んだと慶応大のチームが3日、英科学誌電子版に発表した。これまで慢性期の脊髄損傷は、回復が難しいとされていた。

 チームは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、脊髄損傷の患者の治療を目指す臨床研究を来年にも実施する予定。中村雅也教授は「2019年ごろには体の動きを助けるロボットスーツを利用したリハビリと、移植を組み合わせた臨床研究を始めたい」と話している。

(共同)
 

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