誰もが、自分の好きなことを仕事にしたいと思うもの。
しかし、その収入で生活を支えることができなければ、どうにもなりません。もちろん、医者や弁護士などは高収入を約束されていますが、たどり着くまでには時間と労力、お金も必要になります。
そこで転職サイト『Glassdoor』が発表した、「目立たないけど意外に儲かる職業とその募集件数」をご紹介します。
それぞれの職に必要な学歴、資格なども合わせて参考にしてみてください。もしかしたら、自分に合う、給料が高い職業が見つかるかもしれませんよ!
■1:ソフトウエア・アーキテクト(平均年収1,431万円/募集件数642件)
これは、プログラミングから交渉事まですべてを統括する、ソフトウエアプロジェクトの総監督ともいえる仕事です。
ただし、数学の分野の学位、ソフトエアエンジニアまたはオンラインプログラム、コーディングのスキルと経験が求められます。
■2:グローバルにおける特定地域の営業(平均年収1,060万円/募集件数345件)
その名の通り、特定の分野での営業経験と業界知識があり、国を超えて近隣諸国(アジア諸国など)を任される営業エグゼクティブです。
この仕事に関しては特別、必要な学位はありません。コミュニケーション力に自信がある方は挑戦してみて?
■3:エクイティ・リサーチ・アソシエイト(平均年収1,060万円/募集件数345件)
投資銀行などの株式調査部に所属し、特に投資対象となる企業の優劣を分析して、株式投資にかかわる助言をする仕事です。
元々金融系じゃないと難しいかもしれません。この仕事に就くためには、金融または経済分野の学位が求められます。
■4:パイロット(平均年収1,380万円/募集件数116件)
ご存知のとおりパイロットは飛行機を操縦する仕事。
しかし、飛行機は旅客機以外にも、カーゴ便、ヘリコプター、軍隊などいろいろな分野があります。この機会に、パイロット免許をとってみては?
■5:掘削の技術者(平均年収1,188万円/募集件数49件)
エネルギー事業にかかわる石油やガス井の掘削エンジニアは、この産業における重要なポジション。海外の勤務も多数あるようです。
ただし、石油学または力学などの学位が必要になります。
■6:油層工学技術者(平均年収1,458万円/募集件数23件)
油田やガス田が発見されると、そこに滞留している資源を取り出し生産するため、合理化・効率的にできるかを考究する学問です。
エネルギー事業は、国家を支える重要な産業。そのため、化学や工学、同時に現場での経験が求められます。
■7:医師助手または準医師資格者(平均年収1,023万円/募集件数3,499件)
医療現場において医師に次ぐ職種であり、PAと呼ばれるアメリカ独自のもの。
医師同様、診断も処方箋も出せますが、常に上位の医師のもとで仕事しなければなりません。日本にも、医師の周りで働く専門職がたくさんありますね。
ただし、大学院相当の専門課程を含む学位がないとなれない職業です。
■8:ナース・プラクティショナー(平均年収1,036万円/募集件数6,784件)
これは上級看護師とも呼ばれ、医師に代わり一部分の診断や治療を担当することが可能。臨床医と看護師の中間のようなアメリカ独自の職種です。
日本でも導入が検討されており、ゆくゆくは国家資格のひとつになりそうです。この仕事に就こうと思ったら、大学院に相当する特定の専門課程と資格が求められます。
■9:歯科医(平均年収1,458万円/募集件数1,952件)
歯科医の内容はご紹介するまでもありませんね。どこの国でも人気があり、高収入な職業のようです。
もちろん、医学部における歯科学の専門課程の修了試験をパスして、その後、医学部の博士号を取得しないとなれません。
■10:特別捜査官(平均年収1,275万円/募集件数85件)
アメリカではFBIアカデミーを卒業したアメリカ連邦捜査局の役職がよく知られていますが、他にも国税捜査官など法律執行関係の捜査官が代表的です。
必要なスキルは、犯罪学の学位または司法関係の経験。もしくは、軍隊での経験でも応募可能だそうです。海外ドラマみたいな毎日を送りたいなら、今から勉強して挑戦してみてもいいかも?
■11:地球物理学者(平均年収1,325万円/募集件数117件)
日本では有名国立大学が設置している地球惑星物理学科で、さまざまな自然や宇宙の現象を解明する学問です。
意外と天気予報や緊急地震速報など日常生活のニーズにも直結しており、活躍する分野が広いのかもしれません。もちろんハードルは低くなく、大学または大学院の地質学の学位が必要です。
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日常の生活ではなかなか出くわさないような職業が、こんなに高収入だったとは!
なかには海外勤務の可能性があるものや、国家の重要な戦略にかかわるもの、近く日本に導入されそうな資格もありましたね。
国税庁によると平成26年の日本の平均年収は男性514万円、女性272万円です。これをはるかに上回るマイナーな職業。ぜひ、いろいろな方向へ目を向けて自分の可能性を探ってみてください。
(文/Zoe)
【参考】