福井悠介
2016年8月4日00時41分
3日午後、朝日新聞社機あすかで、北朝鮮が発射したノドンとみられるミサイルの落下地点上空を飛んだ。海上には、金属片とみられる物体が浮いているのが確認できた。防衛省はミサイルの一部の可能性があるとみて、回収作業を進めている。
羽田を離陸して北西へ約1時間。午後3時半すぎに、秋田県・男鹿半島の西約250キロの落下地点に着いた。波静かな紺碧(こんぺき)の日本海に、金属片とみられるオレンジ色の小さな物体が浮いているのが見える。原形をとどめていないとみられ、強風ではがれたトタン屋根のようだ。
うっすらと雲が垂れ込める海の上には、海上自衛隊の哨戒機P3Cが飛んでいた。浮遊する物体を確認するため、本社機よりも低い高度約300メートルで旋回を続ける。防衛省関係者によると、現場で見つかった破片は、大きいもので長さ10メートルほどだという。
新潟空港でいったん給油し、午後7時前に再び現場海域に向かうと、青森県・大湊から急行した海自護衛艦「まきなみ」が到着。艦載のヘリコプターを飛ばして漂流物を探していた。(福井悠介)
新着ニュース
おすすめ
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部
(PR)くらべてお得!