2016年6月8日11時54分
東京都東村山市の市立東村山第三中学校(川崎達也統括校長)が、少なくとも2014年度以降の2年間以上、「保健」の授業をほぼ実施していなかったことが分かった。文部科学省の担当者は「あるまじきこと」とし、必要な授業を実施するなど早急な対応を学校側に指示した。
市教育委員会などによると、同校に複数いる保健体育の担当教員は「年に1、2回程度しか授業をしていない」「全く教えていない」などと説明。保健ではなく体育の授業時間に充て続けており、学校側は「過去に学校が荒れ、体育で体を動かす方が生徒指導に効果的と判断した時期があった。悪い習慣を続けてしまった」と説明しているという。生徒の卒業認定に影響はないという。
「保健」は中学の保健体育科の一部で、国の学習指導要領によると、3年間で48コマ程度の授業が必要と定められている。身体の環境適応機能や喫煙・薬物乱用などの悪影響、思春期の生殖機能の発達などについて学ぶ。
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