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【内閣改造】
米、稲田朋美防衛相起用に日韓関係への影響懸念 「非常に聡明」との声も
米政府は第3次安倍再改造内閣に対し、安定した政権運営の継続を期待している。北朝鮮による核・ミサイル開発や中国の海洋進出など厳しい安全保障環境に対処するためには、日米韓3カ国の連携が欠かせないとの立場だ。
防衛相に抜てきされた稲田朋美氏に関しては、行政改革担当相時代に靖国神社を参拝して韓国の反発を招いた経緯があり、日米韓の連携への影響を懸念する声もある。
しかし稲田氏と面会したことがあるカーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員は「非常に聡明な方なので、日韓の機微な問題に立ち入ることはしないだろう」と予測する。
ワシントン・カレッジのアンドリュー・オロス准教授は、稲田氏が日韓関係の改善に取り組む姿勢を速やかに打ち出すことが大切だと指摘した。(共同)