首相 デフレ脱却と経済再生を最優先課題に

第3次安倍第2次改造内閣の発足を受けて、安倍総理大臣はデフレからの脱却と経済の再生を最優先の課題として政権運営に当たる考えで、新たな経済対策を盛り込んだ今年度の第2次補正予算案の編成作業や、同一労働同一賃金の実現など、働き方改革の具体化に向けた作業を本格化することにしています。
安倍総理大臣は3日、内閣改造と党役員人事を行い、皇居での新閣僚の認証式を経て、第3次安倍第2次改造内閣が発足しました。
安倍総理大臣は3日の記者会見で、「最優先課題は経済だ。あらゆる政策を総動員して世界経済のリスクに立ち向かい、デフレからの脱出速度を最大限まで引き上げていく」と述べ、デフレからの脱却と経済の再生を最優先課題として、政権運営にあたる考えを示しました。
安倍総理大臣は2日に決定した新たな経済対策を着実に実施していくため、所得が一定以下の人たちに1人当たり1万5000円を給付する措置などを盛り込んだ、今年度の第2次補正予算案の編成作業を進め、来月中旬にも召集する臨時国会で早期成立を目指すことにしています。
これと合わせて、安倍総理大臣は一億総活躍社会に向けて、同一労働同一賃金の実現や、長時間労働の是正など、働き方改革を行う必要があるとして、働き方改革担当大臣を新設し、留任した加藤一億総活躍担当大臣に兼務させました。
安倍総理大臣は年度内をメドに改革の実行計画を取りまとめ、速やかに取り組みたい考えで、来月中にも設けられる『働き方改革実現会議』の人選など、改革の具体化に向けた作業を本格化することにしています。