市から生活保護受給 「自宅から刃物」供述

 相模原の障害者施設殺傷事件で、殺人容疑で送検された元施設職員の男(26)が、相模原市から生活保護を受給していたことが2日、関係者への取材で分かった。津久井署捜査本部は、動機との関連について詳しく調べている。

 市によると、男は施設退職から約5週間後の3月24日、市の窓口で生活保護を申請。4月から収入が見込まれたため、3月31日で打ち切られた。市は、金額や支給理由については「答えられない」としている。

 一方、捜査関係者によると、男が「事件で使った刃物は自宅にあったものを持ち出した」と供述していることも新たに判明した。これまでの調べでは、刃物は施設の東棟と西棟の1階通路で包丁2本が見つかり、出頭時に持っていたかばんにも3本が入っていた。いずれも血が付着していたという。

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