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「シン・ゴジラ」のエキストラに配られた演技指導文書がアツい!

2016年8月3日 17時58分
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先日公開された「ゴジラ」シリーズ最新作「シン・ゴジラ」は公開直後から大ヒットを記録し、その内容には観客も専門家も絶賛の声をあげている。庵野秀明監督の手腕もさることながら、実はこの作品の完成度を支えたのはボランティアのエキストラたちと、彼らに配られた“とある文書”だったという話題が持ち上がっている。

エキストラに配られた“蒲田文書”とは!?


昨年9月の蒲田駅前でのロケにエキストラとして参加した男性が8月1日、Twitterにアップしたのは演出部から配られた“演技心構え”のテキスト。「巨大不明生物に襲われて逃げ惑う市井の人々」役の心得が書かれた、A4サイズほどの大きさの紙だ。




その中で撮影の意図を次のように説明している。まず、巨大生物の恐怖を観客に感じさせる最も効率的な方法は、「逃げ惑う市井の人々がまるで本当に襲われているように見えること」。だが、単に芝居で恐怖の表情をしたり、大きな叫び声をあげたりすれば良いわけではないという。

「もし本当に巨大不明生物に襲われた場合、人はその人の個性によって違った反応をすると思います。猛ダッシュで逃げる人、ノロノロと逃げる人、体が固まり動けない人、興味が勝り写真を撮る人、顔を巨大生物から背けず体だけが逃げる人、子供を必死に守ろうとする人、連れとはぐれ人波の中で探し続ける人……それら個性の集合体が、画面に力強さと、リアリティと、本物の恐怖を与えてくれると、我々は考えています」

それぞれのエキストラが「自分が巨大不明生物に遭遇したらどうするか」の想像力を稼働させることを求め、「皆さまお一方お一方にしかできないお芝居をしてください」と訴えている。

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