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群馬大病院で患者18人死亡、執刀した医師を「懲戒解雇相当」
群馬大学附属病院で腹腔鏡手術などを受けた患者18人が死亡した問題で、群馬大学は執刀をした男性医師を懲戒解雇相当、上司だった教授を諭旨解雇とする処分を発表しました。
「ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。大変申し訳なく思っております」(群馬大学 平塚浩士学長)
群馬大学病院では2009年度以降、40代の男性医師による腹腔鏡手術と開腹手術で、18人の患者が相次いで死亡。群馬大学は、執刀した男性医師を懲戒解雇相当とすると発表しました。男性医師はすでに退職しています。
さらに、上司だった教授を諭旨解雇とするなど合わせて10人が処分されました。手術で80歳の父親を亡くした遺族は・・・
「やはり(執刀した男性医師)本人に直接話を聞きたい。そうしないと踏ん切りがつかない」(父親を亡くした遺族)
ほかの遺族らは、2009年度より以前の男性医師が関わった全ての死亡事例を調査するよう病院側に求めました。
この問題を調査した第三者委員会は当時、上司の教授が男性医師に手術を休止するようアドバイスしたものの、改善がないまま手術が再開され、この時点ですでに8人が死亡。その後の死亡事例は、防ぐことができた可能性があるとしています。(03日00:18)