2016年8月1日、韓国・ニューシスによると、韓国国民の10人に7人以上が「韓国社会は女性嫌悪が深刻だ」と考えていることが分かった。
韓国メディア振興財団によると、20〜50代の成人男女1039人を対象に調査を行った結果、「女性嫌悪は実際に存在し、韓国社会に蔓延していた性差別問題が端的に現れたものだ」との項目に、回答者の74.6%が同意していることが分かった。
一方、「女性嫌悪は実際には存在せず、メディアの誘導により過度に注目されている用語だ」との項目に同意する人は50.4%だった。
その他、「男性嫌悪も存在しているが、表面化されていない」「女性に対する反感が女性を対象にした犯罪につながる可能性がある」「男性が女性を尊重するよう教えるジェンダー教育を学校で行うべき」との項目についても、回答者の70%以上が同意した。さらに、「韓国社会は女性嫌悪の問題が深刻だ」との項目には74.1%が同意し、「深刻でない」と回答した人は25.9%に過ぎなかった。また、嫌悪表現に接する場所については、65.8%が「インターネット」を挙げた。
これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「女性嫌悪も問題だが、『男性はこうあるべき』『男性は耐えるべき』など、男性に対する偏見問題も深刻だ。男性は厳しい条件をクリアしなければ人としての扱いを受けられない。そして偏見はすぐに差別へとつながる」
「地域に続いて老若男女まで分裂…。韓国社会はどうしてこうなってしまった?」
「女性も反省するべき。自分のことしか考えていないところが問題だ」
「韓国政府は女性家族部を廃止し、平等家族部を作るべき。男女が平等でなければ、社会はうまく回らない」
「女性をもっと優遇してあげるべきだ」
「俺はかわいがられて軍隊に行くより、嫌悪されて軍隊に行かない人生を選ぶ」
「韓国の女性嫌悪を誘発しているのは朴大統領では?」
「男女平等はデート費用の割り勘から始まる」
「確かに、韓国の女性嫌悪は改善されるどころかどんどん深刻になっている。しかし、1番の問題は、女性嫌悪を広めているのが女性団体と政府機関だということ」(翻訳・編集/堂本)