独特な世界観を持つ漫画家、松本大洋の名作を実写化した映画『ピンポン』。
曽利文彦監督による最初の映画であり、脚本は宮藤官九郎が務めた。
キャスティングもかなり個性的で、主人公を演じる窪塚洋介の他、竹中直人や中村獅童などが出演している。
ストーリーは、幼馴染による青春を、卓球という題材で描いている。
星野裕と月本誠の2人は幼い頃から仲良しで、それぞれペコとスマイルというあだ名で呼び合い、一緒に卓球場へ通っていた。
スマイルにとってペコは特別な存在で、いじめられていた時に助けてくれたヒーローであった。
成長し高校生になり、自身の実力に自惚れて練習にこないペコと真面目な性格のスマイルの間には少し溝ができてしまう。
そんなある日、圧倒的な敗北により慢心が打ち砕かれたペコは卓球から足を洗い、さらに溝は深くなっていく。
ただ、そんな2人の溝を埋めたのもまた卓球であった。
SFやアクションではなく、人間味あふれる漫画を原作としているため、映像化はしやすかっただろう。
原作も好きなので、完成度の高い再現性に素晴らしいと感じた。
キャストの個性も好きな感じでおもしろい。
私はどちらかというとおとなしめの人間なので、スマイルに感情移入してしまう。
ペコのような人間に惹かれ、憧れる。





