2016年8月3日13時40分
首相官邸関係者は3日、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る意向を周囲に示している天皇陛下が、自らのお気持ちを表明するのは8日だと明言した。お気持ちの表明を受けて、政府は内閣官房に置く皇室典範改正準備室を中心に天皇陛下の生前退位を含む議論を本格化させる方向だ。
官邸関係者は3日、「お気持ちを表明するのは8日と聞いている」と語った。8日はリオ五輪開催期間中でもあり、表明は競技日程と重ならない時間になるとみられる。広島、長崎の原爆の日にあたる8月6日と9日、全国戦没者追悼式の15日を避け、すでに決まっていた公務や皇室行事を考慮し、8日に固まったという。
宮内庁は現在、天皇陛下のお気持ちを広く国内外に伝える方法として、テレビ中継か、録画で伝えることなどを検討している。宮内庁は天皇陛下の意向を踏まえ、表明方法について慎重に決めていく方針だ。
ただ、憲法は天皇の政治的行為を禁じており、政府内には法改正が必要になる生前退位の表明が政治的発言に当たるのではないかとの意見もある。別の官邸幹部は「拙速な議論はできない」としている。政権内では、陛下のお気持ち表明を受けて、有識者会議を設けて広く識者の意見を募る方法などを検討しており、世論の動向も踏まえながら時間をかけて対応していく方針だ。
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朝日新聞社会部
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