人間の幸不幸とか自己肯定ってのは、環境や境遇によって決まるわけじゃないんですよ。実際、同じ環境・同じ境遇でもすっげー幸せそうな人と不幸そうな人がいる。不思議ですな。
最近またホ・オポノポノの本をよく読んでいるんだけど、こんなフレーズがあったんですよ。
幸せになったら、誰かを困らせる、悲しませる。誰かから憎まれると思っている人がいる。でもそれは幻だよ。
それで気がついたんだけど「幸せになること」「自分を好きになること」に罪悪感や恐怖心を持っている人がいるんだよね。
誰だって幸せが好きだし自分を肯定して生きていきたいものだ……でも、本人は自覚していなくても、無意識のうちに「幸せがコワイ」「自分を好きになるのは悪いこと」という固定観念・思い込みが植え付けられてしまっている人がけっこういるんじゃないでしょうか。
スポンサードリンク
おかしなことでも慣れてしまう
原因はイロイロあると思うけど、やっぱり「慣れ」が大きいと思う。人間ってのは良いことも悪いことも慣れてしまうとなかなか変えられない。
ずーっと他人から否定されてきた人や、いつも人生でツライ思いをしてきた人は、「自己否定」や「人生はツライ」という状態が当たり前になっている。
ずっと自分に厳しい考えかたを教えられた人は、自分に厳しいのが当たり前になっている。ガマンして自分を抑えこまないと他人から攻撃されていた人は、自分を抑えこむことが当たり前になっている。
そういうおかしな状態に慣れてしまっているんだ。もちろん、それは自分を守るためにそういう状態に慣れるしかなかった……という事情はあるんだろうけど。
でも、たとえ不幸でツライ状態や考えかたであっても、それに慣れてしまうとそこから抜けだそうという考えかたすら持てなくなるんだよ。
肉体的な習慣と同じで、精神的な習慣、習慣的な思考パターンってのも、容易には変えられないし、変えたくないと思ってしまうものなんだ。それが自分を傷つけていてもね。
んで、そんな状態の人が世間を見回して……自分大好きな人や幸せな人を見ると自分とはまったく異質な生き物のように感じて混乱するんだ。
気づくこと
どうすればいいか?やっぱりまずは自分が持っている「思い込み」の存在に気がつくことだ。つい否定的な考えかたをしてしまう、ネガティブな方向に気持ちをやってしまう。そのことにただ「気づく」こと。原因なんかわからなくてもいい。
問題が何か、おかしい場所はどこか?それがわかればもう半分は解決したようなもんなんだ。「問題なんかない」と思っている人、「問題があると思うけど、どこがおかしいのかわからない」という状態ではどうしようもないんだよ。
病気だって発見しないことには治しようがないでしょう?
気がついて、変わろうと思えば、ちょっとずつでも変わっていけるもんです。
スポンサードリンク