ホメオパシーに副作用はあるの? って疑問への回答、 自然療法は全部安全か

ホメオパシー副作用

症状と心の問題を解決する専門家、ライフジャンプホメオパス世良純子です。

私は医療関係業務従事者ではありませんが、友達や親族に医療関係の方がいて、名医と呼ばれる人の傍らで育ちました。

また、私自身がホメオパスになる前に何度か手術を経験し、病気の辛さを知っています。

なので、クライアントの立場として当時日本に流布していた、なにが改善でなにが悪化かよくわからない曖昧なホメオパシーというものがどうにも納得できず、

最終的に、世界的ホメオパス ヴィソルカス教授の学校でホメオパシーを習い。脳外科医でもあるドクターホメオパスに10年師事しました。

彼らのホメオパシーには曖昧さはなく、どの反応が問題解決で、どれが悪化?というはっきりとした理論体系がありました。

それは、日本の主流であるヒーリングやカウンセリングに近いふわっとしたホメオパシーとは全く立場を異にするものでした。

ホメオパシーでよくある質問のひとつに「副作用はありますか?」があります。

この回答を各学校やプロのホメオパスが回答をしますが、総じて「安全・安心です」ということになっていますが、誤解もされているので、副作用について丁寧に掘り下げたいとおもいます。

ホメオパシーの副作用に関するホメオパスの一般的な回答

ホメオパス

まず、ホメオパシーではクライアントの悩みを聞き出し、それに応じたレメディーという砂糖玉を飲みます。

そして全くまとはずれなレメディーの場合は「何も反応がおこらない」という特徴があります。

でも何か飲むので、
レメディー=薬という認識になりやすく

そこで、「レメディーに副作用はあるのか?」といった疑問につながります。

 

これに対するよく聞く回答は以下です。

「ホメオパシーのレメディーは自然のものからできているから安全です。レメディーには成分がはいっておらず、適合しないものをとっても何も起こらず、正しいレメディーをとると治癒しかおきないから安全です。」

「ホメオパシーのレメディーは適合しないものをとった場合、尿と一緒に流れて出るので安全です」

 

この文章を分解すると以下の通りになります。

  • ①ホメオパシーのレメディーは自然のものでできているから安全
  • ②ホメオパシーのレメディーは成分がなくなるほど希釈しているから副作用がない
  • ③適合しないレメディーをとっても反応がないから安全
  • ④適合するレメディーは治癒しかひきおこさないから安全
  • ⑤適合しないレメディーは尿になって排出されるから安全

 

ホメオパシーはエネルギー療法なので、全部説明できないためこのような説明にせざるを得ないので現場対応としてはとてもよくわかるのですが、正確にいうとどれも間違いです。

以下その理由を説明してゆきたいと思います。

①自然からできたものは安全か?という疑問

漢方
  • ①ホメオパシーのレメディーは自然のものでできているから安全

まず大きな誤解がここだと思います。化学調味料や加工食品に対して自然の食べ物が安全なので、

自然でできたもの=全部安全

と捉える傾向がありますが、間違いです。

ビタミン剤は飲んでも身体がうけとれずに出てゆく部分がおおく、食物からビタミンをとりいれた方が時間はかかるけど身体のビタミン不足は治ることを知っていますか?

合成したビタミンは「ビタミン様作用」をする部分だけが濃縮されたような形でつくられていますが、自然の物資にはビタミンだけ以外のものもたくさん含まれています。これがトータルで作用することに意味があるのです。

ホールフーズ「全部をいただこう」という健康志向はこのあたりから出ている考えです。

ところが、食べ物はよいのですが薬理作用のあるものになって来ると違います。

薬はもともと必要な量をとることで薬理作用がおきますが、副作用と同様、過剰であれば毒にもなります。

したがって、漢方薬を飲む方が合成薬より身体に悪い場合があるのです。

理由は、合成薬のほうが身体から排出されやすく、自然のものからできた薬様作用をするもののほうが成分全部が身体に残りやすいからです。

なので私は脈診、望診などができないプロの漢方医にかかるのでなければ、漢方薬はかえって身体に悪いとおもっています。

特に、自己判断で美容や健康のたに漢方や漢方茶をのむといった行為はむしろ身体に悪いと思っています。

実際に、健康のためにとそのような行為を頑張ってされているクライアントがお越しになった場合、身体が弱体化している傾向があるのです。

つまり、自然=全部安全 ではなく、自然の薬理作用のあるものは作用を理解したプロではない人に出してもらうのは、かえって身体に悪いということです。

これは整体やカイロなどでもいえることなのでわかりやすいですよね?素人がやるバキバキは危ないってことです。

②そもそも論、ホメオパシーに副作用はあるの?

副作用と疾病

②ホメオパシーのレメディーは成分がなくなるほど希釈しているから副作用がない

ここで副作用の定義をはっきりさせてみましょう。

WHOにおける医薬品の副作用の定義
医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている

日本における医薬品の副作用の定義
許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその許可医薬品により人に発現する有害な反応
(独立行政法人医薬品医療機器総合機構法第4条第6項)

出典:登録販売者試験に合格しよう

つまり、医薬品に含まれる成分により、主訴改善以外におこる有害な意図しない反応といったところでしょうか。

レメディーはポテンシーがあり、12C、30C、M、XM・・・と強さの単位があがってゆき、30Cを超えるとアボガドロ数上の成分というものが全く入っていないということになります。

よく、ホメオパシー全く効果がない論として「レメディーに成分もはいっていないのに効くわけがないだろう」といった議論がなされるのですが、

正確にいうとレメディーは全部物質が入っていないのではなく、12Cのレメディーには物質がはいっています。

 

が、その薄さでいうと肉体に物質が作用するほどの量はないので、医学的な定義でいうところのレメディーに配合された物質による悪影響は及ぼしようがありません。

また、ホメオパシーは実は本人のもっているバイタルフォース(生命エネルギー)に刺激を与える療法なので、物質を飲んでもらって頭痛が起こる成分をブロックするといった対処法ではありません。

ですので、医学的な意味での副作用というものはホメオパシーの場合は存在しません。

なので、希釈しているからホメオパシーは安全なのではなく、
「作用機序が違うので医学的な意味での副作用はない」が正解です。

 

ちなみに
⑤適合しないレメディーは尿になって排出されるから安全

に関しては。
そもそも成分がはいっていないので尿になって流れたりなどしないので、「言っていること全体が間違い」です。

③適合しないレメディーをとれば反応しないから害はないの?

ホメオパシーのレメディー

「副作用はありますか?」の疑問は「ホメオパシーを受けて弊害はありませんか?」ということだとおもいます。

それに対する回答は
「医学的な意味での副作用はありません」が、副作用のような「治癒のない反応」は起こりえますが、正しく扱えば安全です。

また、正しいレメディーによる好転反応はとてもよい効果をもたらします。

 

では「正しいレメディーの扱い」とはどんなものか詳しく説明しましょう。

  • ③適合しないレメディーをとっても反応がないから安全
  • ④適合するレメディーは治癒しかひきおこさないから安全

 

としばしば日本のホメオパスの間で誤解されていますが、間違いです。正しくは、

  • 全く適合しないレメディーをとっても反応がないから安全
  • 少し適合するレメディーをとった場合反応だけおきて治癒しない、または抑圧が起こり得る
  • 完全に適合するレメディーと、少し適合するレメディーを同時にとると混乱がおこる
  • 完全に適合するレメディーをとると治癒をひきおこす

 

です。
つまり、ホメオパシーだから全部安全ということはなく、
全く適合しないレメディーはのんでも安全なのですが、治らないけど反応は起こるレメディーがあって扱いが難しく、そこはホメオパスの腕による、ということです。

日本では、好転反応への誤解があり。
この起きた反応を「好転反応」だから全部安全とざっくり言いすぎている傾向があると思います。

好転反応への誤解これは詳しくはこのシリーズ記事に書いています。

クラシカルホメオパシーでは一度に1種類しかレメディーをとらないのでアクションが読みやすいですが、

対する、一度に多種類のレメディーを大量にとるプラクティカルホメオパシーは危険です。

レメディーとレメディーの掛け合わせによって反応がおきるため、どのレメディーによって起きている反応かわからない為、対処のしようがないからです。

治ったという場合もあるでしょうが、副作用であるかのような「治癒を引き起こさないレメディーの反応」「ときに悪化」を起こしているのにそれを好転反応と説明されているケースがあるため、副作用のあるなしが議論されるのです。

一方、クラシカルホメオパスと名乗っていても、時に正しくレメディーをつかえず、クライアントの症状を悪化、混乱させる方も稀にはいます。

 

心ある学校ならば、初心者のうちは低ポテンシー以外は扱うなと教えていますが、指標としてはレメディーの正しい扱いを知っている、

①クラシカルホメオパスであり

②好転反応のアクションを事前に予測できるホメオパスであり

③「ホメオパシーがさかんな国のホメオパスに日本で習った」または「海外のホメオパシーの学校を卒業しているホメオパス」であれば

比較的安全でしょう。

④エネルギー領域に影響を与える怖さ、安易さ

エネルギー

あまり知られていないことですが、ホメオパシーのレメディーは生態が弱っているほど「何のレメディーにも反応しやすくなり」ます。

同時に大量に多種類のレメディーを出している場合は、レメディーがライフフォース、生命エネルギー体を本来の生態の在り方を違った形にゆがめる可能性があります。

 

ホメオパシーはドイツでは病院でレメディーが出るくらいですので、時に劇的な改善があるくらい非常に効果のあるものです。

そんなに効果のあるものを反応の予測もできない人にさせるのは安全でしょうか?

 

結論。
ホメオパシーに副作用はありますか?への疑問へは。

医学的な意味での副作用はありませんが、レメディーによる悪影響は、問題のあるホメオパスにかかった場合に限りあります。

ホメオパスにかかるときは、反応が予測できる腕のあるホメオパスにかかってください。

あなたがかかっているホメオパスがクラシカルなら比較的問題はないはずですが、

「問題のあるプラクティカルホメオパス」にかかれば副作用であるかのような改善のない悪化がおき、時にエネルギー領域にまで悪影響がある場合があります。

が、回答です。

 

ホメオパシー正しくうければ効果は時に劇的なので正しく知って受けてくださいね。


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ホメオパシーについて詳しくはこちら

※ここでいう症状とはホメオパシー症状も含みます。ホメオパシー の説明上ここでは仮に治療、治す、改善という言葉を使わせていただきましたが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果改善する場合があるというこ とを目指すものであり、医療行為でも治療でもありません。また、レメディーは薬ではありません。医学的に必要な治療をうけるべき時に治療を拒否することを すすめホメオパシーのみで治そうとすることや、薬でバランスをとっているときに全てやめさせることは誤りです。


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症状と心の問題を解決する専門家 世良 純子
症状と心の問題を解決し、あなたの人生の問題も解決するホメオパス。 世界三大ホメオパス、ヴィソルカス教授のIACH日本校最後の卒業生で、ドイツ人のドクターホメオパスにも師事し、FCHも卒業した10年選手クラシカルホメオパス。 医療業務従事者に囲まれ、自身が4回の手術経験をもち、西洋医学の限界を痛感。虐待の生い立ち、アトピーも完治。 21年販促ディレクターでライター。ヒット商品も開発する辛口マーケッターでもある。詳しくはプロフィールをご一読くださいませ。

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