今日紹介するのは初めての外国のアーティストです。
フランス人のValentin van der MEULEN(バレンティン・ファン・デル・メーレン)。
今回は作品を見る前に少しお話にお付き合い下さい。
彼の作品を紹介したかった
このシリーズを始めようと思ったときに、真っ先に思い浮かんだのが彼の作品でした。確かpinterestに貼られた1枚の画像から彼の事を知ったと思います。めちゃくちゃ衝撃的で。カッコ良すぎて愕然としました。
でも情報を探しても日本のwebサイトには全く情報が無いんですよね。あいにく自分は英語がまるで分かりません。こんなに素晴らしいのに、日本の人はほとんどその存在を知らない。アートに限らずどんな分野でもあると思いますが、こういう誰も知らない作品をみなさんと共有しながら、むずかしい事抜きに楽しみたいんです。それがブログに代表される個人メディアの醍醐味です。過去に書いたブログには、こうした意図が込められています。
改めて言う。「むずかしい説明は要らない」
この枕詞には、同時に「言葉は要らない」という意味も含まれています。言葉が通じなくても素晴らしい作品は軽々と言葉の壁を越えてみせます。
思い切ってメールを送ってみた。
本シリーズは「アーティスト本人に掲載の許可をいただく事」をポリシーとしています。それはアーティストに対するリスペクトを示す行動であるとぼくは考えています。実際に無断で掲載して気分を害される方も居るでしょうし、そう感じてしまわれたら自分の意図とはまるで逆行してしまうからです。それは例え相手が日本語の通じない外国人であっても同じ事です。
google翻訳が仕事した。
コレです。今回彼に英語でメールを送りました。google翻訳の助けを借りて。文法とかちゃんとしているか全然分からないけど、「あなたの作品を日本で紹介したい」という旨のメールを送りました。本シリーズがまだ動き出す前の事です。それから半月ほど。諦めかけていた頃に「忙しかったから返事遅れてごめんね!もちろんOKだよ!」と返事をいただいたのでついに書きます!!
前フリが長い
ですね。すいません!さっさと行きましょう!
「むずかしい説明(言葉)は要らないアート」です。
あまり説明しようもないので画像多めでお送りします!!
ね?言葉要らないと思いませんか?なんていうか、ただただ圧巻。
むずかしい説明いらないっすよねぇ!ヤバいっすよねぇコレ!!かっこえええ!!
バレンティンの作品の特徴は「破壊することで完結するアート」。あらかじめ木炭などで描いた作品をブラシやスキージーで削り取って行く唯一無二のスタイル。悲しそうな表情や苦しみの表情を浮かべたモデルが荒く削り取られたストロークと相まって「持ってかれそう」になります。なんでしょうねこの感覚。ゾワゾワしません?上手く説明できないんですけど。
動画では実際に作品を作ってる(削ってる)模様も収められています。
※そしてめっちゃイケメンである。
完全にフリースタイルですね。描き上げた作品をギャラリーに搬入してその場で削っているようです。ライブペインティングに近い。
彼の作品をはじめて見た時の衝撃は相当なものでした。でも誰も知らないからこのヤバさを共有できない。もどかしい気持ちで見ていました。ついに今日そのモヤモヤが晴れました!
おそらく国内では彼の作品について言及されているサイトは無いと思います。
(つまり大変ニッチなブログを書いているわけだが)
これからのこと。
はっきり申し上げてこれから先も、ぼくにアートを語る事はムリです。知識ばかりでは物事の本質は見えてきません。そもそもアートの歴史なんて正直あまり興味がないし。アートをむずかしくしてるのは一体誰でしょう?
歴史の勉強をして知識をつける事よりも目で見たものに素直にいいね!と言いたい。
こういうすごいモノを見た後には説明できない「何か」が確かにあるんですよ。むずかしい言葉を使わなくてもそれは他者と共有できると思うんです。
とはいえまだ4回目。大きな目標として「シリーズを100回続ける」という野望がありますので、飽きられないように頑張ります。個人的趣味が強い内容ですので、お好みに合えば幸いです。次回もまた読んでいただけるとうれしく思います!
彼のその他の作品はwebサイトでご覧ください。
http://www.valentinvandermeulen.com/
(やや不安や恐怖心を与える表現もありますので閲覧にはご配慮願います)
To Valentin
We support you from a distant country. Thank you amazing artist!!
OMGmag
※画像はすべてアーティストご本人様より許可をいただき掲載しています。