スタジオパークからこんにちは 妻夫木聡 2016.08.02


生字幕放送でお伝えします妻夫木⇒スタジオパークから…全員⇒こんにちは!伊藤⇒本日のゲストは俳優の妻夫木聡さんです。
竹下⇒ようこそ。
生妻夫木さんですからね。
夏の熱気が伝わってくる感じですね。
そして早速ですが夏真っ盛りですが夏のご予定は?妻夫木⇒映画の撮影がこれから入るので。
暑い中大変ですね。
暑いのは大丈夫?そうですね、暑いも寒いのもわりと好きですね。
俳優として転機になった作品や新しいチャレンジをした今夜放送のドラマもございますのでお話しいただきます。
きょうのスタジオパークの1部は1時25分までの短縮バージョンです。
妻夫木さん、スタジオのお席のほうへお願いします。
改めてご紹介します。
本日のゲスト俳優の妻夫木聡さんです。
妻夫木⇒よろしくお願いします。
スタジオパーク、実に7年ぶり前回は大河ドラマ「天地人」に出演されたときだったんですよね。
20代でした。
29歳か28かこれは29のときかな?すでに若く見えるなと。
若かったんですね。
今見るとですね。
今はもう35歳?そうです。
もうちょっとで36歳になる年です。
どうですか?順調にお仕事されてきて何かありますか。
順調ではないといったらなんか分からないんですけれども失礼にあたるかもしれないんですけれど一歩一歩踏み締めて時間が過ぎていっている感じというのがありますね。
ご自身の中で悩まれたりとかスランプというのはないですか?常にスランプだったり同じことやっていてもそれは、おもしろくないしもっと自分の可能性を高めていきたいなと常に思っているので常に迷いだらけですね。
20代から30代になって少し変わってきた部分というのは?20代のころというのはどこか自分が大人になりたい自分というのがいて強がっていたところがあったと思うんですが30になってからは昔は今を生きるということばが嫌いだったんですけど今は好きなことばです。
今やれることをやるというのを大切にしています。
目の前にあるものをしっかり残すことを大事にしています。
作品はご自分で選んでらっしゃるんですか?マネージャーと一緒に話し合いながら決めてはいるんですけれど自分から発していくということを心がけてやるようにしています。
30代になって俳優としての大きな転機になった作品があるということなんですがその作品が映画ですね。
2010年ですね。
「天地人」のすぐあとですね。
そうですね。
出会い系サイトで出会った女性を殺してしまった殺人犯がまた別の女性、深津絵里さんと逃避行してしまうという作品です。
今思い出しても胸がきゅっと。
今までの妻夫木さんと全然違う殺人犯の役ですね。
自分自身を追い込んでやった作品だったので抜けるのに2年ぐらいかかりました。
実際の撮影は?実際の撮影は1か月半ぐらいですかね。
10日間ぐらい撮影が延びて大みそかぐらいまでやっていたんですけれども。
「悪人」ご覧ください。
きょう無理。
友達と買い物行ったりするけんきょう無理かもしれんって言っとったやろ。
全部あんたのせいやってんて!俺に触るな!なんでこんな人間なんやろ…。
思い出しますでしょ?妻夫木⇒そうですね、あまり撮影していたときの記憶ってないんですよね。
竹下⇒ないの?それぐらい追い込んでいたんだと思うんですけれどもなるべく消し去りたかったのかもしれません。
終わってどういう顔して笑っていいのか分からなくなってしまってなるべくそのあとの自分が消そうとしていたのかもしれません。
あまりはっきり覚えていないんです。
でも俳優としては転機に?だいぶ自分が、役に対するアプローチのしかたとか考えていたものを180度変えた作品だったので。
その方法はご自分でしようと思ったんですか。
監督に違うとずっと言われていて。
自分自身の。
分からないですけれども、アプローチというより役との接し方かなと思えて足し算の役作りのしかたから引き算に変えたというかこの役はこういうふうなしゃべり方で、こういう体制をとっていてという考え方をやめて、まず否定することから始めるんです。
自分自身が清水という役になれるように追い込んでいきます。
作品の向き合い方がここから変わったので自分の転機になった作品です。
いいときに監督に出会われたんですね。
明るいイメージだけではなく陰のイメージも、さまざまな役を転機で演じられるようになりました。
NHKの今度のドラマはどういう陰なのかというところなんですがその作品がこちらです。
「キッドナップ・ツアー」です。
キッドナップというのは?どこまで内容として言っていいのか分からないんですけど娘を誘拐しちゃうんです、実の娘を。
別居している娘を誘拐して旅に出るんですよね。
夏休みを迎えたばかりの小学生・ハル。
ハル⇒
憂うつな夏休み
ハル⇒さゆりは?さゆり⇒ことしもハワイ。
でも本当はパリのほうが好きなんだけど。
出た、格差社会
平凡な夏休みを過ごすはずでしたが突然、別居中の父タカシが現れます。
タカシ⇒背、伸びたな。
ハル⇒背なんか伸びてないよ。
ところでハル。
何?今から俺はあんたをユウカイする。
うん、いいよ。
どうせきょうから夏休みだもん。
よし。
ハルとタカシの一夏のユウカイ旅行が始まります。
しかし、だらしなく自分勝手なタカシにハルはいらついてばかり。
あのね、ここは海だよ。
居酒屋じゃないんだよ
いいね、みんなで海水浴だよ?だって、あんたユウカイ犯と2人きりだもんな。
(笑い声)旅の途中、タカシの過去を知る人たちと出会い父親の今まで知らなかった一面を知ることに…。
神林⇒あなたのお父さんのおかげで、今、生きてるんです。
のりちゃん⇒それにしても相変わらずだなあ、タカちゃんは。
ハル⇒本当、だめおやじでね。
ううん、違うの。
相変わらず、魅力的だなあって言いたかったの。
ええ?うそでしょ!父さん。
うん?お母さんとはどこで会ったの?旅を通して次第に距離を縮めていく2人。
ユウカイ旅行はどうなるのでしょうか。
お父さんの背中にほおをくっつけた
竹下⇒雰囲気も伝わってきますがお嬢さんとの距離がねほっぺたをくっつけたところもありましたが、きゅんとするところも見られる作品ですね。
妻夫木⇒共演者の花ちゃんが僕に対しても、壁を作らずに何て言うんですか友達以上、父親未満みたいな距離感で作ってくれて。
花ちゃんが作ってくれたんですか。
そのように接してくれていたので。
父親という感じの演技と父親未満は違うんですか。
監督からも父親像というものも意識して演じないでほしいと言われていて今の僕の感じで父親らしくないという感じが役に対して生きてくるので意識しないでくれということで。
父親役は初めてですか。
初めてではなかったんですけれども親と子の話が主軸になったというのは初めてだったんです。
しかもタカシというのは奥さんに愛想を尽かされて金なし、仕事なし娘は別居中という。
こういうお父さん役というのを演じるというのはなかなか自然というのは難しいんじゃないですか?実際に子どもを持っていない身なのでどちらかというと僕自身は意識せずに入ることができたのかなと実際に子どもを持っていたらいやいや親としてはこういう思いがあるでしょということがあったと思うんですけれどもいい意味であまり、肩ひじ張らず取り組めたのかなという気持ちがありますね。
だめという感じなんだけれどもでもこの人はいい人みたいというそういう形で共感が得られるお父さんなんじゃない?でも、奥さんにとっては困りものですけれどもね。
だからこそね誘拐しちゃうということになってはいるんですけれどもね。
雰囲気もかなりだらけた感じの動きとかそういうものも意識されて。
自然にこうなっちゃうわけですか。
あまり岸監督がテストもやらない方なので。
そうなの?1回段取りしたらすぐ本番という方で。
回しちゃうんだ。
ロードムービーをやっているような感じでできているところを見たら、だいぶカットされている部分がありましたがアドリブの部分が使われてるところもあって臨機応変にやっていたんだなという。
役作りを作り込んで現場に入る形なんですか。
いつもはそういう感じなんですけれども、今回に至っては監督があまりハル役の花ちゃんとコミュニケーションをそこまで取らずに入ってきてほしいということだったんです。
1回お話をしてあとは現場で2人で遊びながら作り上げていった感じですね。
でも、どうしても小学生だしお嬢さんだし何かリードしなくちゃっていうことはありませんでしたか。
遊びの上では花ちゃんのほうが1枚うわてだったので。
誘拐旅行をという形ですけれどもずっと豊嶋さんと一緒でしたね。
子どもの方と演じる難しさはありましたか。
花ちゃんがすごく僕に気を遣ったわけではないですけれども本当に自然に接してくれたので自然に入ることができて子役の子とお芝居を一緒にするという感覚がなかったんですよ。
大人どうしの感じね。
はい。
僕が子どもなんでしょうけれども。
2人を足して2で割ったらちょうどいいんじゃない。
精神年齢としては同じだったのかもしれません。
ぴったりだったんでしょうね。
共演された豊嶋花さんはどんなふうに妻夫木さんのことを見ていたのかお話を聞いています。
豊嶋⇒こんにちは、妻夫木さん。
ハル役の豊嶋花です。
もともと、あまりなんかお楽しみみたいな感じで…私は本当に、お笑い芸人さんとかおもしろい個性派の俳優さんとかを予想してたんですけど妻夫木さんって聞いたときにびっくりしたのとすてきすぎる感じがしてあまりタカシのイメージが湧かなかったんですけど撮影が始まるとすてきな妻夫木さんが……タカシになったので。
下品に食べたりとかするから真逆の性格なので、やっぱりすごいなって感動しました。
いちばん楽しかったのはファミレスのシーンの合間に……名前を付けて妻夫木さんがトゥースピック君の声をやって…それがすごくおもしろかったです。
竹下⇒何ですか、これ。
妻夫木⇒何のこっちゃ分からないですよね。
合間に暇なので劇を勝手に作っていてトゥースピック君の冒険だよ!という感じでね。
塩を大将にしたりとか花ちゃんが監督になってそれを取っているという感じにしたんです。
端から見たら何をやっているんだろうこの人たち、みたいな感じですよね。
花ちゃんのためだけではなくて待ち時間をリラックスさせたいということですか。
同じ気持ちにということですね花ちゃんのためだけではなくてうまく役に入っていたなということにしておいてください。
すてきすぎるだめなお父さんというのをよく観察していたのかもしれませんね感動していましたよ。
ありがとうございます。
2人の親子ぶり。
絶妙なんだもの。
ぜひ皆さんに堪能していただきたいと思います。
何度でも反応したい。
ファックスも届いています。
すごいね。
兵庫県の方からです。
「キッドナップ・ツアー」楽しみにしているということですよ。
楽しみにしているということです。
タカシの絵ですね。
ありがとうございます。
どんな旅になったのかぜひ今夜お楽しみください。
夏休みドラマです。
総合テレビで放送です。
時間がなくなってまいりました。
メールも届いています。
大阪府の方からですね。
笑顔がこんなにも爽やかでかっこいい俳優さんはほかにいないと思っています。
「キッドナップ・ツアー」の本格的な父親役はとても興味深く今まで見たことのないブッキーが見られるのが大変楽しみですときています。
東京都の方から。
すべての俳優さんの中で妻夫木さんがいちばん好きです。
ありがとうございます。
いろんな役をされていますが好きなキャラクターは愛すべきだめ男です。
「キッドナップ・ツアー」も初パパ役楽しみです。
公開の「怒り」、映画も楽しみにしているということですよ。
「怒り」という映画ですね。
「悪人」の監督ですね。
吉田修一さん原作で李相日監督ですね。
ゲイカップルね見逃せないですね。
撮影期間中綾野君と一緒に住んだりとか一緒にお風呂入ったりとか。
ちょっと見てみたい。
見られないけど。
その役作りだったんですね。
ある殺人事件をきっかけにいろんな人が関わるという映画ですね。
幅広く取り組んでらっしゃる妻夫木さんがゲストでした。
これからも目が離せません。
2016/08/02(火) 13:05〜13:25
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 妻夫木聡[字]

父親役からゲイ役まで演じきる!その思いは  ゲスト:妻夫木聡 司会:伊藤雄彦アナ、竹下景子

詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】妻夫木聡,【司会】竹下景子,伊藤雄彦

ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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