照屋健、奥田薫子 前田朱莉亜、白石陽一 岩堀滋
2016年8月3日00時20分
相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が死亡、26人がけがを負った事件は2日、発生から1週間を迎えた。殺人などの容疑で送検された元職員の植松聖(さとし)容疑者(26)は神奈川県警の調べに、「2月に事件を起こすことを思いついた」と供述しているという。県警のほか、相模原市や園の対応は適切だったのか。一連の経緯を検証すると、情報共有の難しさが浮かび上がる。
■襲撃示唆、受け止めに温度差
「障害者総勢470名を抹殺する」。2月15日、植松容疑者が衆院議長公邸に持参した手紙には、やまゆり園など2施設で入所者を殺害するという内容の「作戦」が記されていた。
警視庁麴町署は、神奈川県警津…
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朝日新聞社会部
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