生き残ったクロマグロも死ぬ
東京都は2日、都立葛西臨海水族園(江戸川区)で発生したクロマグロの大量死問題後、1匹だけ生き残っていた個体が死んだと発表した。同園では2014年12月以降、約4カ月間で62匹が死んだ。現在は新たな個体が補充されている。
同園によると同日午後1時35分ごろ、このクロマグロが水槽の底に沈んでいるのが発見された。監視カメラで確認したところ、5分前にアクリル板に猛スピードで衝突する様子が記録されており、衝撃で死んだらしい。
このクロマグロはふ化後5年程度とみられ、7月17日からえさをほとんど食べなくなっていた。一般的に魚は空腹が続くと落ち着きがなくなるといい、えさを食べなくなったことも影響した可能性もあるという。【川畑さおり】