麻生太郎財務・金融相は2日夕、都内で日銀の黒田東彦総裁と会談し、経済・金融政策について意見交換した。麻生財務相は会談後に記者会見し「金融政策、財政政策、構造改革を総動員してアベノミクス加速に一体となって取り組んでいくことを黒田総裁と再確認した」と説明した。
経済対策の一環となる国債発行に関しては、2016年度の市中発行額は維持すると説明した上で「40年債の増額について市場参加者と丁寧に意見交換したうえで結論を出したい」と述べた。一方、50年債は「我々が検討しているという事実はない」と否定した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕