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ホロコーストを実行したナチス親衛隊長、ヒムラーの日誌 モスクワ近郊で発見 独紙報道
ドイツ大衆紙ビルトは1日、ナチス親衛隊(SS)隊長だったヒムラーの業務日誌の一部が、ロシアのモスクワ近郊ポドリスクにある軍事関連の資料館で発見されたと報じた。
ヒムラーは、第2次大戦中のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を実行した中心人物で、日誌は実態を解明する貴重な資料になる可能性がある。
同紙によると、日誌は戦後行方不明になっていたもので、1938年と43、44年の計千ページ以上。スケジュール表などからは強制収容所でガス室を視察したり、ナチスの要人や軍、警察の幹部と面会したりする様子がうかがえるという。(共同)