写真や動画を共有するためのSNS「Instagram」が、まるでSnapchatのような「消える」機能を搭載した。動画投稿以来の大きなアップデートだ。
この新機能は「Stories」と呼ばれる。このセクションに投稿された写真や動画は、各アカウントのメインのフィードには流れず、24時間経つと消えていく。
Instagramは完成度の高い写真が並ぶ、アートギャラリーのようなイメージのSNSだ。そのため、より気軽な写真や動画については、Snapchatなどの他のサービスに投稿するユーザーも少なくない。
Instagramは今回のStoriesの導入で、よりカジュアルな投稿も取り込み、ユーザーにもっと長い時間を過ごしてもらおうと考えている。
Storiesの見た目は従来のInstagramの正方形の画面とは違い、フルスクリーンになっており、画面に現れるボタンを押すだけで写真や動画を撮影できる。
撮影したら、タップするだけで投稿。テキストや絵文字、ペイントツールを使って、何かを描き足すことも可能だ。
撮って、描き足し、投稿するまでのプロセスはSnapchatに似ていると思わずにはいられない。
しかし、Instagramのプロダクト部門を統括するケビン・ウェールは、StoriesをSnapchatから「着想していない」とBuzzFeed Newsに話す。
「Storiesのフォーマットは広く採用されるものだと思う。フィード機能を最初に始めたのはFacebookだが、今では多くのアプリにフィードがある。ハッシュタグを始めたのはTwitterだが、今は、あらゆるところでハッシュタグが使われている」
さらにこう繰り返した。
「Storiesも同じだ。新しく、力強いフォーマットだ。業界の中で広く採用されうるフォーマットだと思っている」
Storiesは米時間8月2日、iOSとAndroidでライブになる。