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{第一話}クラス代表決め
──翌日──
刹那「ここが、IS学園か。」
刹那は、IS学園の門のところまで来ていた。
そして、刹那は入学式を終え、1年生の教室に入った。その中はとにかく、女子だらけであった。だが、刹那はそんなことも気にせず(元々異性に興味がない)自らの席に着いた。そして、副担任の山田先生が入ってきて、ホームルームが始まった。
山田「え~、それでは自己紹介をしていきたいと思います」
~そして~
山田「12番。せt…。」
そのとき、ガララッと、勢いよく教室のドアが開いた。
?「すまない。遅れた。」 ・・・
刹那が見ると、そこには世界最強”ブリュンヒルデ”の名を持って
・・
いた、織村千冬の姿があった。そして、注目されている、と感じ取った千冬は、山田に続きを促した。
千冬「山田先生、続きを。」
山田「あ、はい。」
山田「12番、刹那・F・セイエイ君。」
刹那「はい。」
と、刹那が答え、壇上に上がる。そして、
刹那「刹那だ。よろしく。」
と、刹那は手短に言った。
すると、女子から黄色い歓声が上がった。(ちなみに、一夏の時よりは、かなり大きかった)だが、千冬の、
千冬「静かにしろっ!!」
との大声で、教室は静かになった。
~そして自己紹介が終わり~
千冬「このクラスになって、早速だが、このクラスの代表、即ちクラス代表を決める。」
「自薦他薦は問わない。」
「だれか、意見のあるものはいるか?」
と、千冬が聞くと、一人の女子生徒が手を挙げた。
女子「刹那君が良いと思いま~す。」
すると、それを皮切りに、「私も!」、という声が多く上がった。そして、中には、「私は一夏君が良い!」という声もあがっていた。
そのとき、教室のうるささを鎮めるためか、千冬が、パン、パンと手を叩きながら、「静かにしろっ!」と、言った。そして、
千冬「他に誰もいないのかっ!」
と、千冬が聞くと、バンッ、という音がした。刹那が見ると、1人の女子生徒が、席から立ちあがっていた。
セシリア「お待ちくださいっ!!」
「クラス代表はこの私、イギリス代表候補生のセシリア
オルコットが、するべきですわっ!!」
「それに、日本などという極東の島国や、アザなんちゃ
らという国にイギリスが劣るハズがありませんっ!」
と、セシリアが言い放った。だが、本人はヒートアップしていて
自分の言ったことの重大さに、気づいていない様子であった。
実際、千冬はきずいていないフリをしていたし、刹那も、マリナが一生懸命守ってきた国を馬鹿にされたのは、少々頭に来ていたが、我慢をしていた。だから、彼がそう言うのは、間違いだったのだ。だが、そのことにきずかず、彼は、一夏は、言ってしまった。
一夏「そんなこと言ったら、イギリスも飯がまずいじゃんか
よ。」
一夏「飯のまずさで、何年世界の覇者だよ。」
そう言ってから、一夏は、ハッ、と我に返った。セシリアが、怒りで、顔を真っ赤にしていたからだ。
セシリア「もう、頭に来ましたわ!!」
「一夏さん、決闘です!」
セシリアは、一夏を指さしながら言った。
一夏「良いぜ、その決闘受けてやるよ。」
そこに、千冬が割り込む。
千冬「決まったな。では、まずセシリアと織村が戦い、勝ったほうが刹那と戦う。」
「では、この話は以上っ!!」
そして、セシリアと一夏は席に着いた。
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