※音楽鑑賞する息子うぇい太郎
またしても育児ネタ。
慣らし保育2日目で、きょうも朝の10時から1時間だけあずかってもらった。
両親とはかけはなれて違って、かれは人見知りをぜんぜんしない。だれに泣かれても満面の笑みを振りまくので、いろんなおとなのハートをいともたやすく鷲掴みにしてしまうのだけど、父親として、男として、この時期にモテ期をひとつ使ってしまうのもちょっとかわいそうにおもえてしまう。
そんな息子うぇい太郎でも、とうぜん泣くときは泣く。
それはもう豪快に泣く。泣く理由はだいたい「腹減った」「おむつかえろ」「ねむい」「たいくつ」のどれかと決まってはいるのだけれど、この「たいくつ」の相手がたいへん。こっちとしてもやらなくちゃいけないことが山積みなので、ある程度はひとりあそびをできるようになってもらいたいというのが本音である。
そこで、音楽を聴かせてみることにした。
両親とも、ふだんからしょっちゅう家で歌っているので(?)どうやら保育士さんいわく、「歌への反応がすごくいい!」とのこと。それならいっそ、ぼくのiPhoneに入っている音楽をぐずっているときに聴かせて、どれが一番良い反応を示すか試してみた。
公平性を考慮し、音楽を聴かせるタイミングは泣き始め、で、鑑賞スタイルは上の写真のようにスピーカーから1メートルほど離れた場所にBumboを設置し鎮座させた。
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以下では上手くうぇい太郎をあやすことができた音楽を5曲紹介する。
第5位 ガーネット(奥花子)
アニメ映画「時をかける少女」の主題歌にもなった、奥華子の出世作。
ピアノの弾き語りと透き通った歌声で構成された素朴ながらも味わい深いこの一品を聴きながら、ぐずっていたうぇい太郎は徐々に静かになり、無言かつ真顔で音楽に浸っていた。
第4位 I've seen it all (ビョーク)
Dancer in the Dark : Bjork - I've seen it all (HQ)
またしても映画音楽がランクイン。
日本好きでも知られる世界的ミュージシャンのビョークの作品。
ぼく自身、ビョークを知ったのはトリアー監督の名作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」だった。終始陰鬱な内容がつづくこの映画で、ビョークが演じるセルマの歌声こそが光だ。はてしないかなしみから号泣するうぇい太郎氏も、この音楽のなかに希望を見出し、明日を生きる力強いまなざしを得ていた。
第3位 LOVE ずっきゅん(相対性理論)
実はピンチョン好きで、むかし「熱海のピンチョン」というバンドを組んでいたというやくしまるえつこ。昭和のポップソングをおもわせるなつかしい色のある楽曲だ。
うぇい太郎の涙は即座に乾き、濁った泣き声はすみやかに笑い声へとかわった。
第2位 ゲッティンゲン(バルバラ)
フランスのシャンソンの女王バルバラの名曲。
静かなトーンで奏でられるピアノを背景にしたその力強い歌声は多くのファンをつかみ、うぇい太郎もその例外ではなかった。Bumboから身を乗り出すように、そして一切の物音をたてないように慎重に耳を傾けていた。
第1位 浪漫飛行(米米CLUB)
浪漫飛行 (full version) JAL OKINAWA '90 CM/米米CLUB
もっともかれの心をつかんだのは米米CLUB。
じつは、ふだんからうぇい太郎をあやすときにぼくが歌っていて、サビの部分で高い高いをする遊びのことを我が家では「浪漫飛行」とよんでいる。
さて、満を持して「ご本人登場」。オヤジのへたくそなうたじゃないことに最初は戸惑いを感じていたようだったけれど、ひとたびサビがはじまれば、Bumboに鎮座したまま心は浪漫飛行のご様子だった。
まとめ
これをいったら元も子もないのですが、
泣くときは泣きます。泣き止まないときは泣き止みません。
子どもに音楽についてですが、最初は素朴なつくりの音楽がいいのかなぁと。様々な楽器が入る複雑な曲ではちょっとつかれちゃうかんじです。たとえばサカナクションとかは、うぇい太郎に評判がよくなかった。
それでも米米CLUBの浪漫飛行がもっとも受けたことを考えると、結局、だいじなのは親が歌うことなんだなぁとしみじみおもいました。
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