最近、人生相談を受けたんですよ。
大学を中退したい悩める女子大生
お相手は九州在住の女子大生さんです。
現在、ある短期大学に通われている1年生の方。
相談内容をざっくり要約すると、
大学が面白くありません。
友人はいるし仲も良いのですが、講義を聞いているといつも寝てしまいます。
みんなちゃんと講義を受けているのに「どうしてわたしだけこうなんだろう?」とおもってしまうのです。
受験の時はあんなに勉強がんばれたのに。
私、飽き性なんです。
今まで何か始めてみては飽きて辞めてきました。
大学はまさか飽きないだろうとおもったのですが、飽きてしまったんです。
正直に言うと、大学を中退したい気持ちがあります。
わたしはどうすればいいでしょうか。
このような内容でした。
みなさんは「大学中退したい」と聞いてどう思われますか?
「せっかくがんばって勉強して受かったんだから勿体ないよ。」とおもう人もいるでしょう。
「両親にお金出して行かせてもらってるんだから失礼だし、我慢してでも通いつづけなよ」とおもう人もいるでしょう。
ぼくはこの女子大生さんの話を聞いた時に、「大学を中退するのも一つの選択肢として入れていい」とおもったのです。
ぼくも大学を1年半で中退している
何を隠そうぼくも大学を中退しているのです。
ぼくは関西ではそれなりに有名な大学に通っていたんですが、正直、大学生活に退屈してしまったんですよ。
大学には友人もいるし、サークルにも所属していました。
しかし、今回の女子大生さんのように講義が死ぬほどつまらなかったんです。
もう講義始まって20分経つと睡魔が襲って一瞬で眠りにふけってしまいました。
大学1年のころ、「大学生入門」という講義があって、その時に驚くべきことをぼくは知ります。
ぼくの通っていた大学は一講義を受けるごとに6000円のお金がかかっているという事実です。
ぼくはその6000円のほとんどを睡眠に費やしていました。
もうお金をドブ川に投げ捨てているようなモノです。
そりゃ両親にもすごく申し訳なくなりましたよ。
ですが、それでも大学の講義に面白みを全く感じれなくて、やっぱり寝てしまうんです。
この事が分かってからぼくの中で疑問が生まれたんです。
「ぼくはこのまま大学にいていいのか?」と。
ぼくと違って真面目に講義を受けれている人がいるのに、ぼくはどうしてこうなんだと落ち込むこともありました。
しかし、そもそも「ぼくは大学に向いてないんじゃないか」とおもったんですよね。
そして、ぼくは真剣に考えました。
このまま大学に通い続ける人生と大学を辞めて全く別の人生を生きるのと自分はどっちが嬉しいだろう?納得するだろう?
その質問を何度繰り返しても答えは、後者だったのです。
それで思い切って大学を1年半で中退することにしました。
友人に相談をほとんどしなかった、両親に反対されても押し切った。
ぼくはほとんどの友人に大学を辞めるという話をしていません。
なぜなら、「大学を辞める」と話した時に確実に止められると感じたからです。
大学を辞めたいと言うと、多くの人は以下のように答えます。
- 大学のためにお金を出してくれた両親が悲しむ
- せっかく受験して受かったのに勿体ない。
- 大卒という肩書きを得れなくなる
- このまま大学にいればもっと楽しいことがあるかもしれないじゃないか。
その考え方はもちろん分かります。しかし、ぼくにとって大学は両親に多額のお金を払ってもらったり、多くの自分の時間を注ぐ価値がある場におもえなかったのです。
ですから、自分の意思を揺らがせたくなくて、ほとんどの友人に相談も挨拶もロクにせず、蒸発するように大学を辞めることを決めました。
両親からは当然、猛反対されました。
しかし、ぼくは何日にも渡って頑なに大学に行くことを拒否したので、何とか認めてくれました。
大学を中退したい学生は多数派の意見に惑わされるな。自分の意思に正直であれ。
大学を中退したいと思ってる学生はきっと多くの反発に遭います。
その際に前述した「大学を辞めることは親不孝である」、「せっかく受験で受かったのに勿体ない」、「大学にいれば、もしかしたらもっと楽しいかもあるかもしれない」、「大卒という肩書きを得れない」ということを言われるでしょう。
ですが、大学に対して疑問を持ったあなたはすでに少数派の人間です。
ほとんどの人は、一度入った大学を辞めません。
よって、「大学を辞めない方がいい」という意見になるのが当然です。
少数派と多数派は分かり合えないんです。
ですから、 多数派の意見に惑わされず、自分の気持ちに正直であってください。
続けるのがいいのか、辞めた方がいいのか。
— みやも(宮森はやと) (@Miyamo_H) 2016年7月27日
それは周囲の人々の考えに沿うのではない。
特に両親や昔からの身近な友達の警告には要注意。
周りではなく自分で決めることだ。
自分の本音に正直に生きること。
自分に正直に生きることで失敗であれ、成功であれ自分が納得できるから。
辛口で言いますと、両親や友人のために自分の人生を生きないでください。
誰かのために生きる人生は結果的に誰のためにもなりません。
自分だけの人生なんですから、自分のために生きましょう。
ぼくは大学を中退したことを1ミリも後悔していません。
ぼくは今年で30歳になり、このようにプロブロガーとして活動しています。
大学を中退したのをキッカケに思い切って上京したんですが、本当にいろんなことがありました。
本音を言うと、大変なことの方が圧倒的に多かったです。
ですが、ぼくは大学を中退したことを1ミリも後悔していません。
なぜなら、ぼくは他者に委ねず、「自分で決断してきたから」です。
大学を辞めることは勇気が要ります。
しかし、だからこそぼくにとってはイイ経験になりました。
今回相談してきた女子大生さんも大学中退を考えている学生たちも自分のアタマで考えて、自分の決断をしてほしいとおもいます。
「自分の心の声に従い、周りに流されず、自分の意思を貫くこと。」
それは人生を長い目で見た時にとても大事な経験だとおもいます。
自分の人生に納得するためにも、自分の気持ちに正直に生きましょう。
わっしょい!