三菱自動車4~6月決算 1297億円の赤字に

三菱自動車4~6月決算 1297億円の赤字に
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三菱自動車工業は、ことし4月から6月までの決算を発表し、燃費データの不正の影響で、国内の新車販売が減少したことや主力の軽自動車の生産と販売の停止で、1200億円余りの特別損失を計上したことから、最終損益が1297億円の赤字となりました。
三菱自動車は、ことし4月に明らかになった燃費データの不正の影響で、国内販売の6割を占めていた主力の軽自動車の生産と販売を、およそ2か月半にわたって停止しました。
この影響で、三菱自動車が発表したことし4月から6月までのグループ全体の決算は、売り上げが4287億円と前の年の同じ時期より14%余り落ち込んだほか、部品メーカーや軽自動車の供給先の日産自動車への補償などで合わせて1259億円の特別損失を計上したことから、最終損益は1297億円の赤字となりました。

三菱自動車によりますと、燃費の不正によるブランドイメージの悪化などで、国内の新車販売は前の年の同じ時期よりも43%減少したということです。会見の中で池谷光司副社長は、「販売再開後の軽自動車は受注が回復してきているが、失った信頼を取り戻すのは容易ではなく、今後も厳しい販売状況が続くだろう」と話していました。