朝鮮戦争休戦から63年 北朝鮮がアメリカけん制
朝鮮戦争の休戦から63年に当たる27日、北朝鮮の国営メディアはARF=ASEAN地域フォーラムで、リ・ヨンホ外相が行った演説の内容を伝え、来月から始まるアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習を前に、アメリカをけん制する姿勢を重ねて示しました。
北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた7月27日を「戦勝記念日」と位置づけていて、休戦から63年に当たる27日、国営メディアがアメリカを非難する記事を相次いで伝えています。
このうち、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、26日にラオスで開かれたARF=ASEAN地域フォーラムでリ・ヨンホ外相が行った演説の内容を伝えました。
それによりますと、リ外相は来月から始まるアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習に言及し、「朝鮮半島情勢が制御できなくなれば、その責任はアメリカが全面的に負うことになる。アメリカの核の脅威には核抑止力で対抗せざるをえない」として、アメリカを重ねてけん制するとともに、みずからの核開発を正当化しました。
リ外相は26日、報道陣の取材に対し「追加の核実験を行うかどうかは、すべてアメリカの態度にかかっている」と述べ、5回目の核実験を強行する可能性も示唆していて、米韓合同軍事演習を前に関係国は北朝鮮の動向に警戒を強めています。
このうち、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、26日にラオスで開かれたARF=ASEAN地域フォーラムでリ・ヨンホ外相が行った演説の内容を伝えました。
それによりますと、リ外相は来月から始まるアメリカ軍と韓国軍による合同軍事演習に言及し、「朝鮮半島情勢が制御できなくなれば、その責任はアメリカが全面的に負うことになる。アメリカの核の脅威には核抑止力で対抗せざるをえない」として、アメリカを重ねてけん制するとともに、みずからの核開発を正当化しました。
リ外相は26日、報道陣の取材に対し「追加の核実験を行うかどうかは、すべてアメリカの態度にかかっている」と述べ、5回目の核実験を強行する可能性も示唆していて、米韓合同軍事演習を前に関係国は北朝鮮の動向に警戒を強めています。