アフリカ開発会議まで1か月

アフリカ開発会議まで1か月
日本政府が主導してアフリカのケニアで開催されるTICAD=アフリカ開発会議まで27日でちょうど1か月となりました。これまで高い成長を続けてきたアフリカ経済にかげりも見えるなかで、日本が官民一体となってアフリカの貧困問題の解消や開発のために新たな支援策を打ち出すことが期待されています。
TICAD=アフリカ開発会議は、日本がアフリカ各国の首脳らを招いて開いてきた国際会議で、2013年に横浜で開かれた前回の会議にはおよそ50か国の首脳らが出席しました。
6回目を迎える会議は、初めてアフリカ大陸で開かれることになり、来月27日から2日間、ケニアの首都ナイロビで開催されます。会議には、日本やアフリカ各国、それに国際機関などから5000人規模の参加者が見込まれていて、開催国のケニアにとっては過去最大級の国際会議となる見通しです。
日本の企業からも関心が高く、100社以上の参加が見込まれていて、日本の優れた技術や製品をアフリカの各国にアピールする展示会も開かれることになっています。
アフリカは、これまで高い経済成長を続け世界的に注目されてきましたが、最近では資源価格の下落などで成長にかげりも見えています。
こうしたなかでアフリカの持続的な発展を実現するため、日本が官民一体となってアフリカの貧困問題の解消や開発のために新たな支援策を打ち出すことが期待されています。