北原みのり「女王様に同情してる場合?」
作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。北原氏は、都知事選を制した小池百合子氏の政策から、都政に迫る“ブラックな政治”を危惧する。
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6年前、2010年の参議院選挙で、島尻安伊子さんは沖縄県民にハッキリと約束していた。普天間の県外移設と、地位協定の見直しに取り組みたい、と。日本の政治家の嘘には耐性がついてしまってはいるけれど、それでも、これほどの公約を全く守ろうとしないのは、単なる嘘つきという以上の「悪」を感じてしまう。結局、政治家として彼女がしたことは、辺野古基地を推し進め、基地に反対する県民のことを「責任のない市民運動だと思っている」と発言し、沖縄・北方担当相なのに「歯舞」を読めず……。
今回の参議院選挙、多くのメディアは与党大勝とか書いているけれど、キッチリ島尻さんが落ちてくれたことは(しかも現職大臣、もう一人落ちてますものね!)、なかなかのもんじゃないのよ、と私はちょっとホッとしてる。
むしろ、選挙の後、一般人として引き続き大臣やっちゃっている島尻さんの図太さが、じわじわと怖い今日この頃。これじゃ、選挙した意味、ないじゃん! しかも投票日の翌日に、米海兵隊のヘリパッドの建設のために、沖縄の東村高江地区で工事が再開されたという。本土からも機動隊が500人も派遣されて、抗議する市民を排除している。
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