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【首都スポ】

NZの英雄カーターが釜石を訪問 「世界一美しいスタジアムに」

2016年7月23日 紙面から

釜石のW杯スタジアム建設地を訪れた元NZ代表SOカーター=釜石市鵜住居スタジアム建設予定地で(大友信彦撮影)

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 W杯スタジアム建設予定地に、伝説のスーパースターが現れた。昨年のW杯でニュージーランド(NZ)代表オールブラックスをW杯史上の2連覇に導いた司令塔のダン・カーター(34)。東日本大震災で被災した子どもたちを支援するため、世界11カ国の大使館や企業・団体の協力を得て活動している「サポート・アワー・キッズ」プロジェクトの招きで来日した。17日朝、特別に開放されたスタジアム建設予定地に、釜石市民ら約500人が集まり、ラグビー指導も行った。

 カーターは、東日本大震災と同時期に大地震に襲われたNZ南島のカンタベリー出身。「被災地の様子を見て、5年前を思い出しました」と話しながら「海と山に囲まれた素晴らしい景色に感動した。私も世界中いろいろな場所でプレーしてきたけれど、ここはきっと世界一美しいスタジアムになる。完成したら、ぜひ戻ってきたい」とニッコリ。

 同日午後にはキャンプ地誘致を進めている同県八幡平市でラグビー教室を、翌18日は東京でチャリティーディナーを開催した。被災地への連帯は、国境を越えて広がり続ける。

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