「石原裕次郎記念館」来年夏に閉館へ 北海道 小樽
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北海道小樽市の観光名所として知られる、昭和の大スター、石原裕次郎さんゆかりの品を展示した施設が、老朽化などを理由に来年夏に閉館されることになりました。
「石原裕次郎記念館」は、裕次郎さんが幼少期を過ごした小樽市の港のそばに平成3年に開館し、出演したドラマで使われた車や映画のセット、それにヒット曲のレコードジャケットなど、およそ2万点が展示されています。
小樽市の観光名所として知られ、去年はおよそ20万人が訪れましたが、開館から25年が経過し、海風による塩害などで施設の老朽化が著しく、大がかりな補修に多額の費用がかかるとして、施設を運営する会社が来年8月いっぱいで閉館することを決めました。
2日、記念館には閉館の知らせを聞いた観光客も訪れていて、このうち、埼玉県の70代の男性は「裕次郎は僕らの青春そのものでした。閉館になるのは残念です」と話していました。
記念館によりますと、展示品の多くは東京都内にある裕次郎さんの自宅に返却されるほか、一部は小樽市にも寄贈される予定だということです。
浅野謙治郎館長は「裕次郎ファンの皆様には大変申し訳ないが、閉館までの残り1年にぜひ来場してほしい」と話しています。
小樽市の観光名所として知られ、去年はおよそ20万人が訪れましたが、開館から25年が経過し、海風による塩害などで施設の老朽化が著しく、大がかりな補修に多額の費用がかかるとして、施設を運営する会社が来年8月いっぱいで閉館することを決めました。
2日、記念館には閉館の知らせを聞いた観光客も訪れていて、このうち、埼玉県の70代の男性は「裕次郎は僕らの青春そのものでした。閉館になるのは残念です」と話していました。
記念館によりますと、展示品の多くは東京都内にある裕次郎さんの自宅に返却されるほか、一部は小樽市にも寄贈される予定だということです。
浅野謙治郎館長は「裕次郎ファンの皆様には大変申し訳ないが、閉館までの残り1年にぜひ来場してほしい」と話しています。
観光への影響に懸念も
「石原裕次郎記念館」は、裕次郎さんが亡くなった4年後の平成3年に開館しました。当初は年間100万人を超える観光客などが訪れ、呼び物となる施設でしたが、年々、来館者は減少し、今では5分の1ほどにまで減っています。
ただ、裕次郎さんゆかりの街として売り出してきた小樽市には今も全国から裕次郎ファンが訪れていることから、地元では観光への影響を懸念する声も出ています。
小樽観光協会の西條文雪会長は「記念館が小樽観光に果たした役割はとても大きかった。裕次郎さんゆかりの街というPRが今後は難しくなってしまう」と話していました。
ただ、裕次郎さんゆかりの街として売り出してきた小樽市には今も全国から裕次郎ファンが訪れていることから、地元では観光への影響を懸念する声も出ています。
小樽観光協会の西條文雪会長は「記念館が小樽観光に果たした役割はとても大きかった。裕次郎さんゆかりの街というPRが今後は難しくなってしまう」と話していました。