障害者殺傷事件 元職員 準備を前日までに終えたか
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先月26日、相模原市の知的障害者施設で入所者が刃物で刺されて19人が死亡、26人が重軽傷を負った事件で、逮捕された施設の元職員の男は、事件の前日、職員を縛るのに使ったとみられる結束バンドなどを購入していたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、事件の準備を前日までに終えていたとみて調べています。
この事件で、警察は、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」の元職員、植松聖容疑者(26)を逮捕し、殺人などの疑いで調べています。
その後の調べで、植松容疑者は事件前日の先月25日、東京都内のホームセンターでハンマーと結束バンドを購入していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察によりますと、植松容疑者はハンマーで施設の1階にある部屋の窓ガラスを割って侵入し、結束バンドで夜勤の職員5人を縛って身動きできなくさせていたということです。その後、植松容疑者は、施設の中を移動しながら刃物5本を使って次々に入所者を襲ったとみられ、これらの刃物については自宅にあったものだった疑いがあるということです。
警察は、事件の準備を前日までに終えていたとみて詳しいいきさつを調べています。
その後の調べで、植松容疑者は事件前日の先月25日、東京都内のホームセンターでハンマーと結束バンドを購入していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察によりますと、植松容疑者はハンマーで施設の1階にある部屋の窓ガラスを割って侵入し、結束バンドで夜勤の職員5人を縛って身動きできなくさせていたということです。その後、植松容疑者は、施設の中を移動しながら刃物5本を使って次々に入所者を襲ったとみられ、これらの刃物については自宅にあったものだった疑いがあるということです。
警察は、事件の準備を前日までに終えていたとみて詳しいいきさつを調べています。
1か月前から頻繁にジム通い
植松容疑者は、事件の4日前の先月22日まで、相模原市のムエタイのジムに練習に来ていたということです。
指導していた男性は、植松容疑者がおととしに会員になったあと、ほとんど練習に来ていなかったものの、事件のおよそ1か月前から頻繁に通い始めるようになったということです。
男性は「『8月にある格闘技の試合に出るため練習がしたい』と言って来ていました。髪を金色に染め、見た目が別人のように変わっていて、驚くとともに怖いと感じた」と話していました。
指導していた男性は、植松容疑者がおととしに会員になったあと、ほとんど練習に来ていなかったものの、事件のおよそ1か月前から頻繁に通い始めるようになったということです。
男性は「『8月にある格闘技の試合に出るため練習がしたい』と言って来ていました。髪を金色に染め、見た目が別人のように変わっていて、驚くとともに怖いと感じた」と話していました。